【高麗人参錠・6年根おたね紅参錠・(高麗人参)の作用】
治癒力を高める代表的成分はサポニンと呼ばれる物質です 。
サポニンは英語で、フランス語ではシャボンといい、泡立つものという意味です。
サポニン自体はいろいろの植物に含まれていますが、人参サポニンはジンセノサイドというステロイドホルモンと似た構造をもつサポニンが主成分で、10種類以上のジンセノサイドが知られています。
種類によってその薬理作用は異なり、一つの成分が同じ組織においても複数の作用を示すなど、薬用人参全体で極めて複雑な薬理作用を呈する理由の一つになっています。
【新陳代謝と免疫力を高める】
人参サポニンの中にはがん細胞を殺し、転移を抑制するものも報告されて います。
サポニンには抗酸化作用もあり、発がん物質による遺伝子の変異を抑える作用(抗変異原性)を持つ人参サポニンも報告されています。
また細胞膜と反応して細胞膜上のレセプター(受容体)などの蛋白と作用して細胞の機能にも作用します。
サポニン以外にも、セスキテルペンなどの精油成分、多糖体、ペプチドグリカン、アミノ酸、ヌクレオシドなども種々の効果に関連しています。
【高麗人参にはがんの予防や治療に効果がある】 【第2類医薬品】
高麗人参は各種の悪性腫瘍によって引き起こされる貧血、気力減退、食欲不振、倦怠感などの改善に有効です。 さらにがんの侵襲的治療(手術、抗がん剤、放射線照射)による骨髄障害や肝障害や免疫機能低下を軽減し回復を促進する効果もあります。 最近では、がん細胞の増殖や転移を抑制する効果や、がんの発生を予防する効果が報告されていて、がん治療後の再発予防にも効果が期待されています。