マムシは日本各地の草むらなど湿地帯にすむ毒ヘビ。
体長は約50cmで、頭は三角形、円形・黒色の斑紋があるのが特徴です。
。古くから民間療法の滋養強壮剤として用いられてきましたが、マムシに含まれる豊富な栄養成分が明らかにされるとともに健康食品への利用に関心が寄せられています。
粉末にしておもに錠剤、ドリンク剤などに製品化されています。
中国では、マムシの皮と内臓を取り除いて乾燥させたものを「反鼻」といい、漢方薬として用いられます。
成分と効能
タンパク質を構成するアミノ酸が豊富。
なかでもタウリン、メチオニン、チロシン、グルタミン酸は神経の高ぶりを抑え、血圧の正常化にはたらきます。
強精効果をもたらす有効成分はまだ解明されていませんが、良質のタンパク質が精子の生産を促すものと考えられ ています。
マムシの筋肉と内臓に含まれるペプチドは体内の生理活性に有効で、血流をよくし、血圧を下げ、心臓の正常化にはたらきます。
また、マムシの脂肪は動物性ですが、リノール酸を多く含んでおり、コレステロールを減らし、動脈硬化を防ぎます。
カルシウムが多いのも特徴で、丈夫な骨や歯をつくるだけでなく、イライラを鎮めて精神を安定させ、心臓の鼓動、筋肉の収縮をスムーズにします。