漢方について

霊芝(レイシ)

霊芝(レイシ)霊芝(レイシ)は高湿度の山地の樹木や切り株に自生する、サルノコシカケ科のキノコの一種(Ganoderma Lucidum)で、天然の野生霊芝は、外殻が堅く発芽率も低いため大変貴重で、原生林の梅などの古木十万本に二本か三本しか採取できないという希少品です。

霊芝の和名をマンネンタケ(万年茸)と呼ぴます。霊芝は62種類あり代表的かつ食用(薬用)に適している物は、赤・青・黄・黒・白・紫霊芝の6種類です。

1971年に直井幸雄(京都大学)氏が人工栽培に成功し量産が可能となりました。

中国の最も古い医薬書「神農本草経」には上記6種類の効能効果のある霊芝が記載され、漢方薬の中では"上薬"に位置づけられています。中国科学研究所によると、百数十種ある霊芝の中で効能があるのは、上記の6種類に限られるといいます。

霊芝の効能効果は特定の病気の治療に用いられるというよりも、病弱や虚弱な体質を徐々に改善して丈夫な体にするための生薬として用いられてきました。

主成分はアミノ酸、タンパク質、ステロール、アルカロイドなどですが、具体的には霊芝の、どの成分がどんな働きをするのか、ハッキリとした薬効成分や作用のメカニズムはまだよく解明されていません。

霊芝サプリメントの効能効果

霊芝(レイシ)の有効成分は主にβグルカンとトリテルペンです。
霊芝サプリメントの主な働きは免疫力の調整作用です。免疫力が下がっている場合には強化し、過剰な場合には緩和します(ガンを始め多くの疾病は免疫力の異常から発生します)。
アメリカの研究者や中国の臨床試験で、霊芝は免疫システムの病気であるリューマチにも効果がすぐれているということも証明されました。

霊芝特有の成分である高分子多糖体がガンを抑制し、血糖を下げ、免疫力を増強、またトリテルペノイドという成分が肝機能を促進し、アレルギーにも効果を発揮することが明らかになっています。

例えば、何年も悩まされていたアレルギー性鼻炎が霊芝により緩和したという報告もあります。これは肥大細胞によるヒスタミンの放出を抑え、インターフェロンαの分泌を刺激してアレルギー反応のT細胞とB細胞の課題反応を抑制した結果と考えられます。
また、中国の研究で1200人のアレルギー患者に霊芝を投与したところ84%が改善、内40%が完治したということです。

霊芝は慢性肝炎にも効果を発揮しB型肝炎、C型肝炎に対してはGPTの数値を低下させる働きがあります。インターフェロンの治療がうまくいかなかった慢性肝炎患者の数値が霊芝により、わずか3ヶ月で正常値に戻ったとういう報告もあるのです。また霊芝の効能効果には副腎皮質機能を改善する働きもあるので関節炎にも一定の治療効果が期待でき、こうげん病の補助療法としての役割も期待できるようです。

霊芝には中性脂肪を減少させ血液をさらさらにする効果があると近畿大学の有地滋教授が発表されています。霊芝サプリメントは血液をきれいにし、血液の粘りを減らし、血管に柔軟性を取り戻すようです。

霊芝により血液の健康に関係の深い、骨髄、肝臓、腎臓、脾臓が活発になり、その結果、血液中に余分にあるコレステロール、中性脂肪、ブドウ糖を正常化し、ホルモン類、酵素類のバランスをとり、発癌性物質、活牲酸素を滅らし、血栓(血液の固まり)が不要にできるのを防ぐようです。

さらに天然霊芝に含まれる有機ゲルマニウムが体内酸素を増加させ、新陳代謝を促し、細胞の老化を防ぐ働きがあります。霊芝には多量のアミノ酸やビタミン、ミネラル類、食物繊維、各種の栄養素がたっぷりと含まれています。

霊芝サプリメントの飲み方と注意点

・霊芝は細胞壁が大変堅いため、そのまま摂ると吸収率がよくありません。出来れば細胞壁を粉砕してあるサプリメントが良いようです。

・霊芝は品質の良いものほど非常に苦く、飲みにくいようです。

霊芝の効能効果に関する情報

・1997年日本霊芝国際学会で発表された中国での霊芝の利用効果は、ガン免疫調整薬として有効率89%,白血病84.6%,高コレステロール血症86%,膠原病90%,不整脈84.5%,アトピー71.9%などの非常に高い有効率を示しています。

・近畿大学で行われた高血圧および合併症患者81名を対象とした霊芝の臨床試験では、服用後2週間で血圧降下作用を認め、4週間で明確な作用発現があったようです。

・1998年10月 第57回日本癌学会総会において、マンネンタケ(霊芝)菌糸体より得られる多糖蛋白質画分(MTP2)によるマウス脾細胞のサイトカイン産生と細胞性障害の増強について発表がありました。

・2000年 1月 第6回日本未病システム学会において、 霊芝菌糸体培養基熱水抽出物(MAK)のAzoxymethane(AOM)誘発および Aberrant crypt (ACF)の抑制効果について発表がありました。

・2000年10月 第59回日本癌学会総会において Aberrant crypt foci(ACF)の霊芝菌糸体培養基熱水抽出(MAK)による抑制効果について発表がありました。

くすり屋オンラインショップで霊芝を探す

羅布麻(らふま)

羅布麻茶(らふまちゃ)無数にある中国の健康茶で、唯一、医薬として認められたのが羅布麻茶(らふまちゃ)です。日本で滅菌処理を兼ね、再度培煎し直して作られました。

羅布麻は、中国、黄河流域に自生するキョウチクトウ科の植物で、白麻・紅麻の2種類があります。紅麻にのみ薬効が認められていて、中国での臨床実験では、血圧を下げる働き、コレステロールなど血液中の脂肪を低下させる作用、免疫機能の増強、老化防止、精神安定作用など生活習慣病の治療と予防に、ほとんどオールマイティーともいえる広範な薬効が認められました。日本でもラットを使った実験で、悪玉コレステロールの濃度を大幅に引き下げるほか老化防止、高血圧の改善など、さまざまの薬効があることが確認されました。「日本食品分析センター」で行われた分析では、下表のとおり、驚くべき結果が得られたのです。

特徴的なのは、羅布麻茶には全くカフェインが含まれていないことと、原料が自然の植物なので農薬や化学肥料が全く含まれないことです。

その上、他のお茶に比べて灰分やカルシウム、鉄分、ナトリウムなどのミネラル類が豊富に含まれ、日本人に必要な飲料といえます。

  灰分(g) カルシウム(mg) 鉄(mg) ナトリウム(mg) カリウム(mg) ビタミンB1(mg) ビタミンB2(mg) カフェイン(%)
羅布麻茶 12.3 1,540 84.9 13.8 2,430 0.28 1.10 0
ウーロン茶 5.3 310 34.2 7 1,800 0.13 0.86 2.4
紅茶 5.2 470 17.4 3 2,000 0.10 0.80 2.7
玄米茶 3.1 270 10.3 6 960 0.16 0.71 1.8
番茶 5.5 740 38.0 4 1,900 0.25 1.40 2.0
出典:科学技術庁資源調査会編「四訂 日本食品標準成分表」

このほか羅布麻茶フラボノイド、有機酸、アミノ酸、多糖体、サポニンなどの物質を多く含んでいることが判りました。これらの物質は降圧効果があることで知られています。

また、フラボノイドは、最近の研究で老化を防止する物質を活性化する効果があるといわれており、しかも羅布麻茶の培煎を深めることによって、活性が強くなることも判ってきました。羅布麻茶は、いま流行の「燕龍茶」のことです。

★☆★羅布麻茶の作り方★☆★

羅布麻茶の作り方水600mlに羅布麻茶のティーバッグ1袋入れて弱火で加熱し、沸騰してから約5分間そのまま弱火で煮出した後ティーバッグを取出します。煮出した直後は褐色ですが、時間と共に紅茶のような赤みを帯びて来るのが羅布麻茶の特徴です。 

また、保温ポットに羅布麻茶のティーバッグを1袋入れ、熱湯を注いで保温。2~3時間で甘みのある赤いお茶が出来上がります。

くすり屋オンラインショップで羅布麻を探す

甜茶(てんちゃ)

甜茶(てんちゃ)中国で古くから旧正月に、一年の幸せを願って飲まれてきた甘味のあるお茶「甜茶」は、「開胃茶」とも呼ばれ、食欲増進、咳止め、解熱などに効果がある健康茶として親しまれてきました。

ユキノシタ科、アカネ科、ブナ科、バラ科の4種類があり、花粉症に効果があるのは、バラ科の甜茶懸鈎子(てんちゃけんこうし)だけです。バラ科の甜茶懸鈎子に含まれる甜茶ポリフェノールにアレルギーの原因となるヒスタミンの過剰生産・過剰分泌を抑える働きが認められています。

人間の体は外部から異物(抗原)が侵入してきた時に、自身を守るための免疫反応として抗体を作ります。次に異物が侵入してきた時には抗体が感知して、抗原-抗体反応により、侵入した異物(抗原)を排除するためにヒスタミンが分泌されます。このヒスタミンが神経や血管を刺激して発症する様々な症状がアレルギー症状で、花粉症では、くしゃみ、鼻水、鼻詰まり、流涙、目のかゆみ等の症状です。

マウスを用いた実験で、バラ科の甜茶飲用で、花粉症の発症やアトピー性皮膚炎の皮膚症状悪化やかゆみを抑制することが確認されました。昨年の日本アレルギー学会総会でも発表され、ほこり、動物、卵、果物、そば、金属などがアレルゲン(アレルギーの発症原因)となる に対する有効性が認められました。

当薬局でも平成9年から、花粉症や鼻アレルギーの方にお勧めしています。

「え~!?効くのォ?」と否定的な方もいらっしゃいますが、実際にお飲みになり、くしゃみや鼻水の症状が軽く、楽になったという方が何人もいらっしゃいます。即効性はないけれど、飲んでおくとかなり楽になるようです。

★☆★効果的な甜茶の作り方・飲み方★☆★

効果的な甜茶の作り方・飲み方1.甜茶ポリフェノールを十分引き出すために、水600mlに甜茶のティーバッグ1袋を入れて弱火で加熱し、沸騰してから約5分間そのまま弱火で煮出した後ティーバッグを取出します。

2.甜茶ポリフェノールの血中濃度を上げておくために、1日3回以上に分けて飲んでください。

3.花粉症の場合は花粉の飛散する2週間以上前から飲み始め、甜茶ポリフェノールの血中濃度を上げておきます。

杜仲(とちゅう)

杜仲(とちゅう)「杜仲」は中国に自生するトチュウ科の落葉樹で、不老長寿の仙薬・貴薬として特に珍重されてきました。「内臓を補い、心臓を強め、元気をよみがえらせて気力を得、疲労を取り除き、身を軽くする」薬として樹皮を医薬品に、葉を健康茶に用いて古くから利用されてきました。現代医学でも分析と実証が進み、高血圧、高脂血症、腰痛、関節痛、ストレス、精力減退、排尿困難、さらには、物忘れの予防や発ガン物質の癌化を抑えて制癌などにも効果があると報告されています。

主成分の杜仲葉配糖体に含まれるゲニポシド酸は自律神経系の副交感神経を刺激します。副交感神経が刺激されると、血管が拡張されて血液がスムーズに流れるようなって血圧が下がり、また神経や筋肉が弛緩されてリラックスしやすくなってストレスが緩和されるので、ストレスによって引き起こされる高血圧の改善や、記憶力の低下や精力減退の予防にも効果があります。

そして、マグネシウム、カリウム、亜鉛などミネラルが豊富に含まれており、特にカルシウムはウーロン茶に比べて4倍も多く含まれていますが、カフェインを全く含まないので、ストレスの緩和にはうってつけのお茶といえます。

杜仲茶100gあたりの含有量(%)

成分名 繊維 カフェイン タンニン ペクチン 灰分 リン カルシウム カリウム マグネシウム 亜鉛
杜仲茶 10.4 0 6.0 4.7 10.6 0.27 0.032 1.43 1.63 0.26 0.002
ウーロン茶 13.1 3.9 13.9 5.6 0.24 0.034 0.33 1.90 - -

血圧に対しては、自然治癒力を強化して血圧を正常な状態に調整しているとも言われていて、血圧降下作用とともに逆に低い血圧を上昇させる作用ももっています(血圧の正常化)

さらに体内の脂肪、中性脂肪を減少し、肥満を軽減させる働きがあることが化学的に立証されており、高コレステロール症や動脈硬化症など生活習慣病の予防効果も期待できます。

また杜仲茶はコラーゲンの分解・合成能力を向上させる働きがあると言われています。人間の細胞を作っている大切なタンパク質コラーゲンは絶えず分解と合成を繰り返して人体を維持していますが加齢によってこの機能は衰えて行き、それが体の老化につながります。コラーゲンの分解・合成能力が向上すれば細胞を活性化し老化予防できるというわけです。

★☆★杜仲茶の作り方★☆★

杜仲茶の作り方水600mlに杜仲茶のティーバッグ1袋を入れて弱火で加熱し、沸騰してから約5分間そのまま弱火で煮出した後ティーバッグを取出します。

これをそのまま又は冷やして、1日に数回お召しあがりください。

くすり屋オンラインショップで杜仲葉茶を探す

ルイボスティー

ルイボスティー「ルイボス」とは、現地の言葉で「赤い茂み(Red Bush)」を意味します。

ルイボスティーは紅茶や緑茶、中国茶等の「お茶」とは全く種類の異なる飲み物です。ルイボスティーは豆科の低木(いわゆる“しげみ”)の松の葉のような針状の葉の部分で、学名をアスパラサス・リネアリスといいます。

古くより南アフリカの原住民の間で日常的な飲み物として親しまれる一方で、「奇跡のお茶」「不老長寿のお茶」として、日々の健康のために飲まれ続けてきました。

そんな歴史あるお茶に近年、老化の原因として知られる活性酸素を抑える効果があるSOD(スーパー・オキサイド・ディスムターゼ)様酵素が含まれていることが判明したのです。

たっぷりのSOD様酵素、そしてノンカフェインのルイボスティーは無理なく続けられる健康法でありながら、優雅なティータイムにもぴったりのおいしいお茶として、世界中で多くの人々に愛されています。

ルイボスティーの起源

ルイボスティーの世界唯一の産地は、南アフリカ共和国のケープタウンから北に200 kmにあるセダルバーグ山脈に囲まれた一帯です。ミネラルたっぷりの土壌が広がるこの地域でのみ、ルイボスティー栽培が可能なのです。

数世紀にわたり、この地域の原住民であるコイ族・サン族の間で飲み続けられてきたルイボスティー。20世紀初頭、ロシア移民であるベンジャミン・ギンズバーク氏が、この地域を調査する中でこの植物に出会いました。

そして、ルイボスティーを愛飲している部族はいつまでも若々しいのに対し、飲用しない部族たちは年齢よりも老けて見えることから、その効果に注目したのです。

元々製茶産業に関わっていたギンズバーグ氏は、この「赤いお茶」の栽培および加工方法を研究し、初めてヨーロッパに紹介しました。

当時の南アフリカの宗主国であったイギリス・オランダに渡って普及し、それから広くヨーロッパ各国で飲まれるようになったルイボスティーは、以来100年以上にわたって海外へ向けて輸出されてきました。

世界中で愛されるルイボスティー

その後もイギリスやドイツなどを中心にヨーロッパで飲まれ続け、様々なフレイバーも登場しているルイボスティー。

日本には20年ほど前に紹介され、現在に至るまで着実に愛飲者を増やしつつあります。

カフェインがまったく含まれておらず、口当たりがいいことで、小さなお子様はもちろん、妊娠中や授乳中の女性まで、家族全員が飲めるお茶として愛され続けているのです。

さらに、近年SOD様酵素が含まれていることなど、その美容・健康への効果が知られるようになり、飲みやすい健康茶・美容茶として、また体に優しいハーブティーとして、世界各地でより一層注目されるようになりました。

くすり屋オンラインショップでルイボスティを探す

高麗人参とは・・・

高麗人参とは、中国や朝鮮半島などに自生する ウコギ科の多年草の根を乾燥させたものになります。

高麗人参は、朝鮮人参とも呼ばれ、日本では、御種人参【オタネニンジン】とも呼ばれています。

また、高麗人参は、加工方法によって、呼び名が変ります。生のまま乾燥させたものを 『 白参 』 、蒸してから乾燥させたものを 『 紅参 』 といいます。

高麗人参の効果とは・・・

高麗人参は、中国では、古くから用いられてきた生薬であり、日本でも古くから漢方薬として利用されてきました。

現在の日本でも、高麗人参は、医薬品の規格の基準である 『 日本薬局方 』 にも記載されています。

高麗人参には、ジンセノサイドをはじめとするサポニン配糖体を主成分に、ビタミンB1 や ビタミンB2、亜鉛、マグネシウム、カリウム などのミネラル、必須アミノ酸などの有効成分が多く含まれています。

高麗人参の主成分である、サポニン配糖体は、体内の細胞や臓器の働きを活発にし、
虚弱体質の改善や肉体疲労の回復、滋養強壮などの効果が認められています。

その他に、血管を広げ、血流をよくし、血液中のコレステロール値を
下げることによって、高脂血症や動脈硬化なども予防するといわれています。

高麗人参の期待される効能

・虚弱体質の改善効果
・肉体疲労の回復
・食欲不振や胃腸障害の改善効果
・免疫力の向上
・ストレスを緩和する効果

高麗人参の気になる副作用は・・・

高麗人参は、中国や日本でも歴史が長く、特に問題となるような副作用などは報告されていないようです。しかし、高麗人参と医薬品を併用する場合は、相互作用に注意しなければいけません。

また、副作用とは別に、高麗人参の摂取により、動悸や口の渇き、不眠などの症状が出る場合があるといわれています。これらの場合、医師に相談することが大切です。

くすり屋オンラインショップで高麗人参【紅参】を探す

まむし粉末

天然の赤まむしを捕獲し、加熱処理し、天日乾燥してそのまま粉末にした真正のものです。天然100%の純正です。

栄養補給、疲れたときや、体のだるいときに、ハチミツや水飴に混ぜて飲むとニオイも無くおいしく飲めます。

特に精泉ビンビン液や絶倫粉液と併用するとかつてないほどの力がでます。

「反鼻 (はんぴ) 」 とはマムシのことである。マムシは沖縄を除く日本各地に生息している。全長は六十センチくらいで、胴が太く、頭は大きい三角形で、扁平なのが特徴である。上顎の前端に管牙を持ち、鼠やトカゲを食う。

マムシの毒は血液毒であるが、余り強くはない。命にかかわることは少ない。主な成分はアミノ酸、脂肪、コレステロールなどで、卵白 アルブミンより栄養価は高く、乳酸菌の増殖作用も認められている。反鼻を配合した処方には赤小豆湯や伯州散がある。滋養強壮にアルコール浸出液として内服したり、排膿に外用されてきた。一般的には精力剤として利用されたが、黒焼きにして外用に使われてきた。

マムシは内臓を除いた全体を使用する。体長50cm前後で、全体は褐色から黒褐色で円形の斑紋がずれて並んでいる。

ハブ、ヒメハブ、アオハブもマムシと言っている。日本では滋賀県、九州南部が産地として知られている。

皮付きのまま内臓を除いて蒸し焼きにしたものを「マムシの姿焼き」と称している。

マムシのへび毒は血液毒成分と神経毒成分が含まれているので咬まれると毒になるが、内服しても全く心配いらない。

むしろ昔から滋養・強壮剤として用いられてきた。ドリンク剤にもよく配合されている。

ギムネマ茶

[別名] ギムネマ・シルベスタ、Gymnema sylvestre
[産地] インド南部〔学名〕 ギムネマ・シルベスタ

・ギムネマ茶の特徴

ギムネマとはインド南部を中心に東南アジア、中国南部など熱帯・亜熱帯の広い地域に自生するギムネマ・シルベスタというガガイモ科のツル性植物です。採取時期は9月~2月頃でとった葉を乾燥し、番茶のようにして飲みます。

このギムネマの葉は甘味を感じなくなる性質があり、これを噛んで甘いものを食べてもまったく甘さを感じないと言われます。もともとインドはサトウキビの原産地であり、糖尿病患者が多いため、糖尿病予防として人々の間で愛飲されてきたようです。

甘味を感じなくなる原因はギムネマ酸が甘味を感じる味細胞と甘味物質が結びつくのを阻害するからだと考えられています。また小腸で糖の吸収を抑制する作用があることもわかっています。

太りたくはないけど甘いものがやめられない人、ご飯や麺類など炭水化物が好きな人には肥満防止としていいかもしれません。ただし、飲みすぎはよくないので、飲用方法をよく読んでから適量を摂取するのがいいでしょう。

また、茶葉によってかなり質に差があるという記事もありますので良し悪しを見分けることも大切です。

ギムネマ茶の効果
糖や脂肪の吸収
インシュリンの分泌抑制作用
糖尿病予防
ギムネマ茶の飲み方

お茶の入れ方やかんで煮出す

ギムネマ茶の茶葉をスプーン3杯ほどやかんに入れ、水を1㍑ほど注いで沸騰させる。

弱火で5分ほど煮出せば出来上がり。

急須で出すときも同じで熱湯を注いで15分ほど蒸らす

※ギムネマの茶葉が多かったり長く抽出するとかなり苦味が出て飲みづらくなります。

くすり屋オンラインショップでギムネマ・シルベスタを探す

柿の葉茶

野菜に含まれているビタミンCは熱に弱く加熱するとほとんどが壊れてしまいますが柿の葉のビタミンCは、「プロビタミンC」という形で含まれています。熱に強く、お茶にして飲んでもビタミンのほとんどを体内にとりこむことができるんです。

ティーパックを急須や大きめのマグカップに入れ80度ほどのお湯を注ぎます。色はほとんど無色の段階で飲んでいるのに、お湯を注ぐだけであっと言う間にビタミンCが溶け出し「すっぱい!」しかもレモンのようなすっぱさでなく爽やかでリラックスできる酸味です。

一番良い飲み方は煮出さず急須やマグの中で5~10分蒸らします。綺麗な金色に染まったらゆっくりくつろぎながらお召し上がりください。

ビタミンCはカルシウムの吸収力をUPする手伝いをしてくれるのでカルシウム豊富な桑茶とブレンドするのもお勧めです!

くすり屋オンラインショップで柿の葉茶を探す

熊笹末

山奥深く自生するくま笹を微粉末にしたものです。安心してお飲み下さい。熊笹茶は近年、身体に働きかけるさまざまな成分が話題となり、健康な生活を目指す人々に大きな期待を与える健康食品となりました。

山地に生えている若葉を使用。活性多糖類のアラビノキシランを含むアミノ酸が24種類。なかでも食物から摂るしかない必須アミノ酸8種類のうち、7種類が含まれています。

<保存上の注意>
高温多湿、直射日光を避け、涼しい所に保管して下さい。
■厳しい寒さと澄んだ空気のもとで育つ笹だからこそ「逞しい生命力」と「素晴らしい繁殖力」があります。その葉は大きく熱く緑は濃く、他の地の笹とは比較にならぬ神秘的な各種の栄養成分を持ち、人類の健康上大切な要素といわれています。ご家族皆様の健康に熊ざさ茶をご愛用くださいませ。
苦丁茶

苦丁茶(一葉茶)はいわゆるお茶の樹(カメリアシネンシス)を原料としたお茶ではありません。

中国南部原産の苦丁樹の先端(新芽)を原料として製茶されています。
苦丁樹は日本には元々存在しない樹木ですが、和名は「タラヨウ」モチノキ科の植物で、中国より伝来した「はがきの木」として本州中部地方以南では神社仏閣等によく植えられているようです。

苦丁茶の栽培は国家もしくは省管理の下に主に中国南部の地方で栽培されていますが、栽培園の管理から無農薬有機肥料使用が原則で、製茶の際にも添加物は使用しない天然原料の汚染の心配の無い食品です。

苦丁茶(一葉茶)のお味は?

苦丁茶(一葉茶)は字のごとく、苦い風味のお茶です。おそらく経験したことの無い味覚の苦味ではありますが、苦丁茶(一葉茶)の苦味は嫌な苦味ではありません。苦丁茶(一葉茶)の味は苦味だけでなく、甘み、渋みといった複雑な判別しがたい味覚なのですが、やがてそれを旨味と感じて頂けます。(非常に後味が爽やかな苦味です。)

また使用量と抽出時間でその味覚は調整して頂けますので、初めて飲む際は少量を短い抽出時間でお試し下さい。やがて飲みなれますと、苦味が強くないと何となく満足できなくなって参ります。また不思議ですが体調の良い時は苦味を強く感じますが、体調の悪い時は苦味をあまり感じません。 

苦丁茶(一葉茶)の効能

医薬品でない食品の効能表記は、薬事法で制限されています。しかしお客様の知りたい情報は、この効能ではないかと思います。数年の取り扱いの中でお客様より驚くような効能もご報告頂いているのですが、それらの効能についてはここで申し上げる事は控えさせて頂きます。

「苦丁茶(一葉茶)専門店」では外部機関に「成分分析」も依頼し、科学的な面での効能実証も行っております。苦丁茶(一葉茶)には成分分析から、ウルソール酸、β-アミリン、ルペオール、タラクセロール、 ウバオール、β-シトステロールといった体に有効な成分が含まれています。

これらの成分が人間の体の機能を正常に戻し、人間の体が本来持っている免疫力や病気に対する抵抗力を回復させる、そういう効能があります。日常的に飲んで頂く事で健康維持につながる有効な健康茶、それが苦丁茶(一葉茶)です。

苦丁茶(一葉茶)はこんな方にお勧めです

■便秘防止・ダイエットに
苦丁茶(一葉茶)を飲むと、先ずは便通が良くなることを実感いたします。これは新陳代謝が良くなることで便秘が改善されるのですが、結果ダイエットの効果が期待出来ます。

■花粉症に
近年花粉症に悩まされる方が多いようですが、苦丁茶(一葉茶)を日常的に飲む事で体質改善につながり、花粉症の症状が軽減されます。長期で飲んで頂けますと、長年の花粉症も完治します。

■アトピーに
アトピーも体質改善が重要です。即効性は期待できないので長期で飲み続けないと効果は出ませんが、体質改善することでよい結果が現れてきます。

■糖尿病に
糖尿病にも即効性は期待できませんが、三ヶ月以上続けて飲んで頂くと結果が検診に現れてきます。苦丁茶(一葉茶)は天然の材料なので、現代薬との併用でも副作用は特にありません。

■高血圧症に
血圧が高く悩まれている方でも、苦丁茶(一葉茶)を飲む事で血圧が平常値に戻ってきます。三週間程度で効果が出る方が多いようですが、やはり現代薬との併用でも副作用は特にありません。

■癌防止・体質改善・血流改善
苦丁茶(一葉茶)を飲む事で体内の血流が良くなり、体の器官が健康な状態を取り戻してくれます。現代薬に頼ることなく自分の体を健康に維持する事で、免疫力が高まり病気になり難い体、本来の健康な肉体を維持することが出来る訳です。人間の体が本来持っている免疫力を高める事で、簡単に風邪をひいたりしなくなりますし、現代病の代表である癌も防止する事が可能なのです。

■健康維持に
苦丁茶(一葉茶)を日常的に飲む事で、健康を維持する手助けとなります。

くすり屋オンラインショップで苦丁葉茶を探す

イチョウ【銀杏】

植物データ
学名:Ginkgo biloba
科目/属名:イチョウ科 イチョウ属 落葉高木
開花期:4月

薬草としてのデータ
生薬名:ギンギョウ【銀杏】
薬用部:葉
採取時期:7~8月
作り方:水洗い後、日干しにする。
主要成分
・ギンコライド(血管拡張作用、血栓溶解作用)
・フラボノイド(活性酸素の抑制、排出、無毒化、血液の粘度を下げる作用)
・ケンフェロール(活性酸素の無毒化)
・ジテルペノイド
・ルチン(毛細血管を強化)
・クエルシトリン(血圧降下作用)
・シリマリン(肝機能の向上)
・テルペンラクトン
効果/効能
動脈硬化、咳止め、ぜんそく、、血圧降下、コレステロール値低下
備考
ヨーロッパでは美容と血圧安定の保健茶として愛飲されている。インスリン分泌に影響を及ぼすため糖尿病患者は摂取を控えたほうがよい。
利用分野
健康茶 ○イチョウ葉茶、銀杏茶(イチョウ茶)
効果・効能・予防
・動脈硬化・・・血液が浄化されサラサラになる。
・心筋梗塞の予防
・脳梗塞の予防
・高血圧の予防
・咳止め・ぜんそく
・アトピー性皮膚炎の予防(アレルギー増悪因子となる血小板の活性化を抑制する働きがある)
・血圧安定・・・クエルシトリンの作用
・コレステロール値低下・血液サラサラ効果
・認知症の予防(ボケ予防、痴呆症予防)
・ガンの予防・・・フラボノイド作用で活性酸素抑制
・更年期障害
・認知症の改善(記憶の改善)
・老化防止・加齢臭対策(抗酸化作用)
・頭痛
・口内炎
・シミ対策
・にきび対策
・ダイエット効果
・美肌効果・・・血液が浄化されて細胞の老廃物を排出

くすり屋オンラインショップでイチョウヨウ(銀杏葉茶)を探す

甘草(カンゾウ)

[生薬名]甘草(カンゾウ)
[性 味]味は甘、性は平。(帰経:十二経)
[主成分]glycyrrhizic acid のカルシウム塩とカリウム塩からなる glycyrrhizin (甘味成分)を含む。 Glycyrrihizic acid を加水分 解すると glucuronic acid と glycyrrhetic acid を生成する。 Liquiritigenin C21H22O9 ・ glucose ・ mannitol ・ malic acid ・ l -asparagine などを含む。
[薬理作用]補脾益気・清熱解毒・潤肺止咳、 解毒、コルチコイド様作用、鎮座、胃酸分泌の抑制、去痰、抗炎症
[臨床応用]緩和・補益調整の主薬である。薬性の緩和や中気(脾胃)の保護が必要な」ときには、甘草を用いるのがよい。
1.薬性を調和
2.健脾益気には炙甘草を使用する。
3.抗炎症には生甘草を用いる。
4.緩急止痛
5.熱咳・燥咳に用いる。
6.解毒の主薬である。
[使用上の注意]
生甘草は清熱解毒の力が強く、炙甘草は補中益気の効能が強い。腹部膨満・嘔吐・浮腫などの症状がある湿盛のもの、淡滲利湿・虚湿・攻下などを行って速効を期待する場合は甘草を使用すべきではない。
[用 量]
3~6g
■保管上の注意事項■
生薬は天産品のため、保管状況によっては、カビや虫が発生する場合があります。開封後は袋の口をきちんと閉めて、高温多湿を避け、冷暗所に保管してください。長期保存する場合は、冷蔵庫等で保管してください。

くすり屋オンラインショップで甘草を探す