オリジナルサプリについて
コラーゲンについて
1.「美肌」「関節」のためのコラーゲン
現在、市場には様々な種類のコラーゲン食品が出回っています。ドリンク、ゼリー、粉末、タブレット等、これらは「肌に良い」「足腰の痛みによい」「血管の増強によい」等、魅力的なうたい文句で販売されており、「年をとると体内のコラーゲン量が減るから摂った方がよい」と宣伝されているものもあるようで、あたかもコラーゲン食品を食べれば足腰の健康や美肌を保つことができるような錯覚にとらわれます。 そもそも、コラーゲンとはどういうものなのでしょうか。また、「コラーゲン食品」という形でコラーゲンを摂取することは、本当に肌や関節などに「よいもの」なのでしょうか。
2.コラーゲンの効果
コラーゲンとは、タンパク質の一種で、からだを構成する全タンパク質の約30%を占めています。体内コラーゲンのうち40%は皮膚に、20%は骨や軟骨に存在し、その他は血管や内臓など全身に広く分布しています。コラーゲンは、アミノ酸 (グリシン、プロリン、ヒドロシキプロリンなど) がつながったポリペプチド鎖が3本でらせん構造をとっており、いろいろなタイプがあります。皮膚や腱などの主要なコラーゲンはI型、軟骨の主要なコラーゲンはII型と呼ばれています。
コラーゲンは「皮膚」「骨・軟骨」を構成する物質として、なくてはならないタンパク質なので、「それを食べれば、皮膚や関節によいに違いない」と思うかもしれませんが、残念なことに、現時点での科学的知見では、コラーゲンを食べても「美肌」「関節」に期待する効果が出るかどうかは不明です。
3.コラーゲンを食べる意味
そもそも「タンパク質」は、食べたら体の中で「消化・吸収」されます。タンパク質の場合は、消化の過程で消化酵素によってアミノ酸やペプチド (アミノ酸が2~3個結合したもの) など、「とても小さい分子」にまで分解されます。コラーゲンも、食べたら体内で分解されるのは他のタンパク質と同じで、コラーゲンそのものとしては吸収されません。ヒトのからだは、タンパク質を食べたら、アミノ酸やペプチド (アミノ酸が2~3個結合したもの) などの「小ささ」に分解してからでないと吸収できない機構になっています。ちなみに、アミノ酸 (20種類) の分子量は、種類によって約89~204、コラーゲンの分子量はだいたい10~30万ほどです。
4.「低分子コラーゲン」について
「吸収されやすいように低分子にしました」等とうたっている「低分子コラーゲン」なるものも市場に出回っており、いずれも「分子量が500」「分子量が700」などの宣伝をしているようですが、これらも「食べたあと、消化吸収」される過程において、より分子量の小さいアミノ酸やペプチド (アミノ酸が2~3個結合したもの) に分解されることは、他のタンパク質食品と同じです。低分子のコラーゲンはある程度分解されているため、分解・吸収が効率よくおこなわれると考えられます。つまり、「吸収されやすい」のは事実ですが、吸収されたものが、体内で再びコラーゲンの合成に利用されるのかはわかりません。
5.「コラーゲン鍋」
コラーゲンを多く含む食品としては、鶏の手羽や、フカヒレ、牛すじ、鶏皮などがあり、これらを主材料に用いた「コラーゲン鍋」などもあるようですが、タンパク質の消化吸収機構としては同じことなので、いずれの食材由来のコラーゲンであっても体内でアミノ酸やペプチドに分解されます。ちなみにコラーゲンは熱をかけると3本のらせん構造が壊れ、ペプチド鎖が分解して水によくとけるようになります。
ヒトは、タンパク質を食べて体内で消化吸収したのち、その吸収した「アミノ酸」を使って、体の中で再びタンパク質の合成をおこないます。どのタンパク質をどれくらい合成するか決めているのはDNA情報なので、人為的に操作することはできないと考えるのが一般的です。
したがって「肌や関節のためにコラーゲン食品を食べる」ことは、「コラーゲンの材料であるアミノ酸を食べた」ことにはなりますが、そのアミノ酸が再び体内でコラーゲンに再合成されるかどうか、また、再合成に利用される場合であっても、「顔の皮膚」「膝の関節」等という「期待する特定の部位」で再合成が行われるかどうかは、定かではありません。
6.栄養が偏る
上で述べたとおり、タンパク質は、食べたあと体内で消化吸収され、吸収されたアミノ酸が体内でタンパク質の再合成に利用されています。アミノ酸には、「必須アミノ酸」と「非必須アミノ酸」の二種類があります。必須アミノ酸というのは「体内で十分な量が合成できないため、食事から摂取することが必要」なアミノ酸で、非必須アミノ酸というのは「体内でも合成が出来るアミノ酸」のことです。コラーゲンは基本的にはグリシン-X (プロリンが主) -Y (ヒドロキシプロリンが主) の繰り返し構造となっており、アミノ酸のバランスを考えても、決して良質のタンパク質源ではないのです。コラーゲンばかり偏って食べるということは「コラーゲンを構成しているアミノ酸ばかり食べている」ということになるので、他のアミノ酸とのバランスが崩れる可能性もあります。
タンパク質の過不足を食事の観点から見直すとすれば、こういった「必須アミノ酸がきちんととれているか (摂取しているアミノ酸のバランス) 」や、「タンパク質を食べ過ぎていないか (タンパク質は、過剰に食べると代謝バランスが崩れる) 」などを振り返ることのほうが重要です。
7.「美肌」「関節」によい
「美肌」「関節痛の予防」を期待してコラーゲンの摂取にこだわるよりも、様々な食品をバランスよく適量摂取し、「栄養・運動・休養 (健康づくりの三要素) 」を見直す方が大切です。この「健康づくりの三要素」こそが、科学的根拠をもって言えることでもあります。特定の成分にかたよった食品を摂取する前に、もう一度自分自身の食事や、生活スタイルなどを振り返ってみましょう。
8.その他
「健康食品」の安全性・有効性情報「コラーゲン」より 上記の情報ページにもありますように、コラーゲンを経口摂取した場合の「ヒトでの有効性」については現時点で信頼できるデータが十分に見当たりません。また、コラーゲンは、体質によってはアレルギーを誘発する可能性が示唆されており、妊娠中・授乳中にコラーゲンを含むサプリメント (通常の食品以外) を摂取することの安全性については十分なデータがありません。食物アレルギーのある方や、妊娠・授乳中の方などがコラーゲン食品を積極的に過剰な量で摂取することは避けるべきです。
加齢により唾液の分泌量が減少したり、骨密度が減少したりと、体には様々な量的変化が生じてきますが、コラーゲンについては現時点で「どのくらい摂ったらよいか」「本当に摂った方がよいのか」「過剰摂取の害は」などが明確になっていないため、「加齢により減少したから補うべき」とするには、根拠があいまいと考えるべきです。
この度は当店へお問合せ頂き、誠にありがとうございました。お問合せ内容を確認し、担当者からご連絡させて頂きます。
イチョウヨウについて
イチョウ葉は、世界中で最も愛用されていると言われる薬用植物(西洋ハーブ)です。脳の血流改善や脳の機能向上におけるイチョウ葉の優れた効能効果に関して、1960年代から様々な研究&臨床試験が重ねられ、イチョウ葉から抽出された有効成分であるイチョウ葉のエキスは、ドイツ、フランス等のヨーロッパ諸国では、認知症(アルツハイマー病)、末梢動脈閉塞症、耳鳴りおよびめまいの治療薬として認可されており、サプリメントとして利用されている国も含めて、世界55ヶ国以上の国において、大きな信頼&実績を築いています。
ドイツでは、認知症薬市場(sales of anti-dementia drugs in Germany )において、イチョウ葉エキスの売上規模が2位以下の合成医薬品を大きく引き離して1位になっています。「コミッションE」(薬用植物の効能に関する公的評価委員会)が設置されており、天然植物の効能に対して理解が深いというドイツの国民性も考慮する必要はありますが、イチョウ葉エキスの効能効果と安全性が、ドイツの医療関係者と一般市民に大きな信頼を得ていることが読み取れます。
イチョウは、現存する最古でかつ最強の植物です。2億5千万年前の古生代に地球に出現し、恐竜が絶滅したとされる大氷河期も含めて度重なる地球環境の変化を乗り越えて現在まで生存し続けてきた驚異的な生命力を秘めている植物です。
抗酸化作用に優れた有効成分「フラボノイド」
イチョウ葉が保有するフラボノイド数種に極めて優れた抗酸化作用が確認されています。「フラボノイド」とは、植物が自らを、強い紫外線、激しい温度差、ウイルスや虫の攻撃等の様々な外敵や脅威から守るために、植物の外側部分の葉と樹皮に集中して保有する有効成分&抗酸化物質です。イチョウ葉には、ケルセチン、ケンフェロール、イムラムネチン等の強力な抗酸化作用を持つ30種類以上のフラボノイドが確認されており、このフラボノイドの優れた抗酸化作用が、イチョウ葉の驚異的な生命力を支えていると言われています。
フラボノイドは、人間の免疫システム、疾病予防、老化予防等において、極めて大きな役割を発揮します。フラボノイドが保有する抗酸化作用(サビ予防効果)が、体内に発生する活性酸素を消去・抑制し、主に、血管の柔軟性や血液の粘度を維持し、高血圧や動脈硬化を防ぎ、血管や血液の老化が原因となる生活習慣病の予防や治癒において、重要な働きと貢献をします。
日常生活において、野菜や果物の食材を用いた食事を通して、ある一定量のフラボノイドは体内に吸収されます。しかしながら、日常の食生活を通して吸収でき得るフラボノイド量は、生活習慣病の予防や健全な治癒力に足る抗酸化物質:フラボノイドの必要量を十分に確保できていない、いやむしろ深刻なフラボノイド不足に陥っているという点において、現代人は大きな問題を抱えていることを認識する必要があります。
皮肉なことに、我々が手に入れてきた加工食品や食環境の便利さと引き換えに、栄養価の低い食生活&フラボノイド不足&生活習慣病のリスクを背負うことになってしまった現実があります。食材の品質保存、安定供給、調理標準化、事業収益優先等を目的として、缶詰、レトルト食品、コンビニ弁当、ファミレスのセントラルキッチン等々と発展してきた様々な加工食品やフードビジネスは、我々の生活において欠かせない存在になっていますが、食材収穫からの時間の経過と度重なる食材加工によって、その食材に本来備わっていた栄養価の多くが失われてしまっています。
新鮮な野菜や果物を食する習慣が減少してきている現代人のカラダには、生活習慣病の予防に必要な抗酸化物質:フラボノイドが慢性的に不足しているので、血液改善を図り心筋梗塞や脳梗塞等の疾病を予防するために、血行不良が原因となる肩こり、冷え性、便秘等を解消するために、抗酸化作用に優れたフラボノイドを保有するイチョウ葉(イチョウ葉エキス)によるフラボノイド補給は極めて賢明な対策になります。
脳血流改善と認知症の症状改善
ドイツ、フランスをはじめとしたヨーロッパ諸国では医薬品として認可されているイチョウ葉(イチョウ葉エキス)では、数多くの臨床試験、疾病治療において、脳血流改善と認知症の症状改善・予防に関する有効作用、効能効果が確認されています。イチョウ葉固有の有効成分である「ギンコライド」の抗炎症作用、抗血栓形成作用、虚血状態(酸素が通わなくなる状態)の回復作用、脳循環系機能障害の抑制作用の優れた働きと、イチョウ葉保有のフラボノイドの抗酸化作用が合わさって、毛細血管の拡張、老廃物の排泄、血圧の調整、脳血流循環の改善に、そして、脳梗塞や動脈硬化の予防に、大きな役割を発揮しています。
脳はカラダ全身の司令塔です。心臓の活動、呼吸、代謝、消化、体温調節等の生命活動と、情報を認識・処理し、記憶や学習、思考、感情、意識等の精神活動を、脳が神経細胞の働きにより全体統括しています。その脳の神経細胞の健全な働きに欠かせないのが、ブトウ糖と酸素の十分なエネルギー供給です。脳は体重の2%程度の小さな臓器なのにエネルギーの必要量はカラダ全体の20%近くを占めるほどであり、その分酸素の消費量も活性酸素の生じやすさも、脳細胞や脳血管の酸化ダメージの受けやすさも他の臓器に比べて大きいことになります。
脳神経細胞への十分なエネルギー供給を担い、多くの活性酸素を適切に消去し、脳の酸化ダメージを最小限に食い止め、良好な脳内代謝を支えることが脳血流循環には求められます。脳血流循環を維持&改善する作用を通して、健全な脳神経細胞の働きを支えるのが、世界の医療関係者が期待&実感しているイチョウ葉(イチョウ葉エキス)の役割です。
脳血管障害や脳循環不全が主因とされる、めまい、耳鳴り、頭痛等の脳機能障害の症状改善においても、イチョウ葉(イチョウ葉エキス)の効能効果が認められており、安全性にも優れた治療薬として、ヨーロッパの医療現場では大きな実績と信頼を築いています。
アメリカにおいては、認知症高齢者が急激に拡大してきている実態&見通しが、大きな社会的問題であり、国家的危機という認識がされています。認知症の症状改善と予防に対するイチョウ葉エキスへの期待はとても大きく、国立老化研究所(National Institute on Aging:NIA)と、国立補完代替医療センター(National Center for Complementary and Alternative Medicine:NACCM)が中心となって、大規模予算を投じて、2000年から10年間をかけて、3,000人強の認知症高齢者を対象にした極めて大規模なイチョウ葉エキスの臨床試験が実施されています。
サプリメントの選び方
イチョウ葉の抗酸化作用、血流改善等の作用が極めて優れているため、イチョウ葉(イチョウ葉エキス)のサプリメント(健康食品)は、日本において数多くの種類が市場に出回っている状況です。一方、国民生活センターに安全性に関するトラブルが数多く寄せられるのもイチョウ葉(イチョウ葉エキス)サプリメントの特徴ですので、品質重視で、イチョウ葉(イチョウ葉エキス)サプリメントを選ぶことが極めて重要です。
イチョウという植物の驚異的な生命力を支えてきた理由の一つが、外敵からの脅威に対抗するためにイチョウ葉が保有している強力なアレルギー物質です。このアレルギー物質である「ギンコール酸」を除去することなく体内に吸収すると、腹痛、湿疹、下痢等の辛い症状や様々なアレルギー症状が発生することが多いので、このギンコール酸を適切に除去したイチョウ葉(イチョウ葉エキス)のサプリメントであることがまず重要です。
有効性や安全性において、実績と信頼を最も築いているイチョウ葉(イチョウ葉エキス)のサプリメントを選ぶ場合は、ドイツのDr.W.シュワーベ製薬のイチョウ葉エキス「EGb761」が該当します。イチョウ葉(イチョウ葉エキス)の効能効果を確認してきた世界中で行われてきた臨床試験のほとんどは、Dr.W.シュワーベ製薬のイチョウ葉エキス「EGb761」をベースに行われてきたものです。ヨーロッパ諸国で認知症、耳鳴り、めまい等の治療薬として認可されているのも、Dr.W.シュワーベ製薬のイチョウ葉エキス「EGb761」であり、アメリカの認知症対策の国家プロジェクトで臨床試験に採用されているイチョウ葉エキスも、シュワーべ製薬の「EGb761」になります。
ドイツのコミッションE(薬用植物の効能に関する公的評価委員会)においては、薬用植物の品質基準を厳しく定めており、イチョウ葉エキスの製造法、フラボノイド、テルペノイド、ギンコール酸の含有量の規格を示しています。有効成分と有害成分の含有量については、、「フラボノイド類を24%以上、テルペノイド6%以上を含有し、ギンコール酸の含有量が5ppm以下」という規格が設けられており、この含有量基準も、Dr.W.シュワーベ製薬のイチョウ葉エキス「EGb761」がベースになっています。
ルイボスティについて
効能と効果
ルイボスティの効能っていうのは、明確なものはないのです。たとえば、葛根湯の効能とはか肩こり解消や風邪のひき始めに効く効果とかありますね。 なぜかって、葛根湯とかは昔から薬として飲まれてきましたが、ルイボスティーはただのお茶だからです。 最近は、プラセンタが流行っているらしいですが、それは、女性がプラセンタの効能を期待してサプリを飲んでいるようです。
ルイボスティといえば、肌がつるつるになります。これは、ルイボスティは なんといっても瑞々しく、浸透する成分があるため、つるつるになります。 これから冬の季節になると、乾燥してかさかさしてきますね。 そんなときに、ルイボスの茶の葉を入れたお風呂に是非は行ってみてください。 水質がとても柔らかくなって、体にいいお風呂になっています。ルイボスティの色で茶色になるので あがったときには、湯船をしっかりキレイに洗ってください。就寝前に温かいルイボスティを1杯飲むと 体が温まって、眠りやすくなります。ルイボス茶といいベット環境で眠ると体がハキハキしているように感じます。
カフェインなし
ルイボスティは、南アフリカに生息する植物であり、ヨーロッパ(EU)の人もよく飲んでいるハーブティーの1種類です。 また、ほかには、アフリカにはハニーブッシュというハーブもあり、甘い味わいがするため、ハニー(heney)と名づけられた食用の葉です。 昔から原住民が飲んでいた飲み物です。EUの元であるヨーロッパはかつての大航海時代のときに 世界各地に船で進出していき、一部のEuropeanの人がアフリカに到達しました。そこで初めて出会ったのです。
そのとき、他にもアメリカ大陸やアジアにも進出していきました。アジアの先に日本があり、日本に来たときに日本は江戸時代の末期でした。外圧の影響もあり、日本は江戸時代から明治時代へと進んでいくのです。 他にも、進出の過程では、現地の名産をいろいろと発見して見つけ出していきました。 そのうちの一つが中国で出会ったお茶です。当時の中国は清の時代でした。清の時代にイギリス人はお茶と出会い、 イギリスでは一大お茶ブームがおきます。そのとき飲まれていたお茶は、まだ、ルイボスティではなかったのです。
ルイボスティよりも、お茶のほうがイギリスで流行していきました。イギリスでは当時は産業革命の真っ只中で、労働者が一息つけるお茶をよく飲むようになりました。 別名はルイボス茶ともよばれています。本当のお茶ではないのですが、お茶のようにして飲むため、ルイボスティ茶と呼ばれるようになりました。 また、乾姜を入れて飲む方法を、ジンジャー・ルイボスティーと呼びます。冬に飲みたくなるおすすめの飲み方です。
これから、赤ちゃんに母乳をあげるのには、最適だと思います。カフェインがゼロですから。 又、ルイボスと脂っこい料理にあわせると、さっぱりした飲み口になって相性はいいです。 ルイボスティの良いところはインターネットなどで調べてみてください。
副作用
ルイボス茶には一切副作用はありません。なぜなら、ルイボス茶は薬ではなく、または添加物などがなく、自然の天然のものだからです。 ただし、飲み過ぎには注意が必要です。注意といっても、ふつうの水分、水や麦茶を飲む程度の量のルイボス茶を飲むようにしてください。 それ以上、明らかに常識以上の水分をとらなければ大丈夫です。ふつうに飲むには一切、副作用はないのです。
しかし、解毒の為かトイレに行く回数が増えます。アレルギー症状の緩和
ルイボス茶の効能として、【アトピー性皮膚炎】【花粉症】【鼻炎】【喘息】などといったアレルギー性疾患の諸症状の緩和や改善に有効な作用をもたらすと言われています。
これはルイボス茶に含まれる【SOD(スーパー・オキサイド・ ディスムターゼ)】様物質の働きにあると考えられており、この成分が抗酸化作用により免疫力を高める一方で、アレルギー抑制作用によって痒みや腫れなどといった炎症反応を抑える働きをしているのではないかと言われています
美肌効果
ルイボス茶には抗酸化作用のあるフラボノイド類が豊富に含まれているので、活性酸素によって細胞の老化が進むことを防ぐことから、肌荒れ・シミ・シワなどの肌トラブルを予防し、お肌を若々しく保つことにも繋がります。
また、【AHA(アルファハイドロキシ酸)】と呼ばれる成分が含まれていることから、ルイボス茶を飲むだけでなく入浴剤としてや洗顔の際に利用したり、化粧水として使用することで美肌効果も期待できます。AHAという成分は一般的に【フルーツ酸】とも呼ばれているもので、古くなった角質を除去して肌のターンオーバーのサイクルを整えるといった効能があることから、美容サロンなどでピーリングケアの薬剤としてや、化粧品の有効成分としても使用されています。
霊芝(レイシ)について
効果と効能
霊芝の効果は免疫力の調整作用。免疫力が下がっている場合には強化し、過剰な場合には緩和します(ガンを始め多くの疾病は免疫力の異常から発生します)。その他にも血糖値の調整作用,血圧降下,血栓を防ぐ,高脂血症やB型肝炎の改善など様々です。霊芝の有効成分は主にβグルカンとトリテルペンです。
霊芝(レイシ)は高湿度の山地の樹木や切り株に自生する、サルノコシカケ科のキノコです。天然の霊芝は外殻が堅く発芽率も低いため大変貴重で、梅などの古木10万本に2~3本しか採れません。漢方薬の中でも貴重なキノコとして考えられ、BC206年~AD8年頃の間に薬草療法に使われたと記録されています。
霊芝は62種類あり代表的かつ食用(薬用)に適している物は、赤霊芝,青霊芝,黄霊芝,黒霊芝,白霊芝,紫霊芝の6種類です。その他にも和名でマンネンダケと呼ばれる「鹿角霊芝」などがあります。
霊芝は漢方薬の中でももっとも貴重といえるキノコで自然界ではめったにみることはできません。そのため霊芝が持つ効果・効能は解明されていませんでした。しかし、1971年に直井幸雄(京都大学)氏が霊芝の人工栽培に成功し量産が可能となり、霊芝が持つ効果・効能が解明されるようになってきました。
サプリメントの効果的な取り方
霊芝を摂取するには、人工栽培された霊芝から抽出されたサプリメントで摂るのが最も摂取しやすい方法です。その他に、漢方薬として摂取したり飲みやすいドリンク剤からとる方法もあります。
霊芝は細胞壁が大変堅いため、そのまま摂ると吸収率があまりよくありません。出来れば細胞壁を粉砕してある物がよいでしょう。煎じて飲むもののありますが、手間が結構かかりますのであまりお勧めできません。
サプリメントの種類
原材料となる霊芝に鹿の角ように分岐した「鹿角霊芝」を使った物や相乗効果を高めるため霊芝にプラスして冬虫夏草やアガリスクを配合した物など様々です。霊芝は短期間では効果がありません、長期間とり続けらる商品を選ぶようにしてください。
有効成分
レイシの有効成分は、多糖類(βグルカン),トリテルペンです。βグルカンには強い抗ガン作用が確認されています。βグルカンは体内の免疫細胞である、T細胞やマクロファージを活性化させる働きがあります。それにより体内の免疫力が高まり、抗ガン作用を発揮します。
トリテルペンはガノデリックアシドとも呼ばれ、IgE抗体の過剰な放出を抑制します。IgE抗体は過剰に蓄積されると、結果的にヒスタミンの過剰放出につながり、様々なアレルギー反応の原因となります。レイシに含まれるガノデリックアシドにより、アレルギー反応が抑えられ、花粉症やアトピー性皮膚炎を始めとする様々なアレルギー疾患に効果があります。
科学的データ
中国
1200人のアレルギー患者に霊芝を投与したところ84%が改善。内40%が完治。同じく中国の研究で、霊芝の有効成分がマクロファージとT細胞を活性化し免疫機能を強化することが明らかになった。
1997年日本霊芝国際学会
学会で発表された中国での霊芝の利用効果、ガン免疫調整薬として有効率89%,白血病84.6%,高コレステロール血症86%,膠原病90%,不整脈84.5%,アトピー71.9%などの非常に高い有効率を示している。
中国
慢性気管支炎関連の患者の治療に霊芝を投与。60%から97.7%の快復率を示す。 うち50%は完全に快復し、80%の患者には何らかの効果が見られた。
近畿大学
高血圧および合併症患者81名を対象とした臨床試験で、服用後2週間で血圧降下作用を認め、4週間で明確な作用発現があった。
1995年 Dr.Teow(テオ)
糖尿病患者8人を対象に2ヶ月間オープンラベルによる比較臨床実験を行ったところ、インスリン(100IU/mL×60)による治療や血糖低下試薬(250mg/1日)よりも、霊芝抽出物の方が血糖値を下げる効果があると発表。
日本の医学関連学会での報告
霊芝の抗腫瘍効果,血糖値上昇抑制効果,放線防御効果,抗酸化,メラニン合成阻害効果,マクロファージ活性化,血圧上昇抑制などの効果が視させている。しかし、医学レベルの臨床試験はまだ充分でないという見方も存在している。
副作用と安全性
霊芝は漢方薬として長い間利用されてきたキノコです。そのため霊芝の副作用は一般的にはほとんどありません。現在では人工栽培の方法も確立されているので安全性の面から考えて、天然物よりも人工栽培の物が良いでしょう。
羅布麻茶について
羅布麻(らふま)は中国西部に自生するキョウチクトウ科の植物で、その若葉を蒸して乾燥させたものが、お茶の代用として古くから飲まれていました。おもな生育地の名をとって羅布麻茶と名付けられましたが、燕龍(ヤンロン)茶とも呼ばれています。近年になって研究がすすみ、その薬理効果が日本でも注目されはじめています。
栄養成分
羅布麻には毛細血管を強くするルチンや、血圧を下げる塩化カリウム、d―カテキンなどのほか、グルタミン酸、ケルセラチンをはじめとする多くのフラボノイド、多糖体、ミネラルが含まれています。ケルセラチンには血圧を下げる作用もあり、これらの働きで血中のコレステロールを減らし、高血圧を改善します。また免疫力を高め、かぜやぜんそく、気管支炎の症状緩和に効果があります。
羅布麻は抹茶と比べて鉄分は4倍、カルシウムは3倍とミネラルが豊富なうえ、カフェインを含まないので、安眠を妨げません。さらに最近の研究では、酵素の働きを高めて代謝を活発にする作用があることがわかり、ダイエットにも期待が寄せられています。
羅布麻からは、やわらかくて強い繊維がとれます。これを衣料に使った場合も、血圧を下げ、気管支炎やぜんそくの症状をやわらげる作用が認められています。
注意事項
羅布麻茶を飲んで食欲不振や胃痛、下痢などになった症例が報告されており、冷え症や胃腸の弱い人には適していません。
灰分(g) | カルシウム(mg) | 鉄(mg) | ナトリウム(mg) | カリウム(mg) | ビタミンB1(mg) | ビタミンB2(mg) | カフェイン(%) | |
羅布麻茶 | 12.3 | 1,540 | 84.9 | 13.8 | 2,430 | 0.28 | 1.10 | 0 |
ウーロン茶 | 5.3 | 310 | 34.2 | 7 | 1,800 | 0.13 | 0.86 | 2.4 |
紅茶 | 5.2 | 470 | 17.4 | 3 | 2,000 | 0.10 | 0.80 | 2.7 |
玄米茶 | 3.1 | 270 | 10.3 | 6 | 960 | 0.16 | 0.71 | 1.8 |
番茶 | 5.5 | 740 | 38.0 | 4 | 1,900 | 0.25 | 1.40 | 2.0 |
出典:科学技術庁資源調査会編「四訂 日本食品標準成分表」 |
また、フラボノイドは、最近の研究で老化を防止する物質を活性化する効果があるといわれており、しかも羅布麻茶の培煎を深めることによって、活性が強くなることも判ってきました。羅布麻茶は、いま流行の「燕龍茶」のことです。
杜仲茶について
杜仲茶の効果効能や杜仲茶ダイエットの方法と副作用などの注意点日本人にとって馴染みの深いお茶系を使ったダイエット法は色々なものがあります。
今では色々な方法が確立されていますし、色々なお茶で実際に実践されていたり、チャレンジされる方が増えています。
今回紹介する杜仲茶を飲んで行うダイエットも、その中の1つと言えます。
この杜仲茶ダイエットは、テレビ番組の「ぴーかんバディ!」で紹介されて人気を集めたダイエット法でもあります。
そもそも杜仲茶に良い効果はあるの?杜仲茶ダイエットと言えば、その名の通り飲んでダイエットになるわけですが、その前に杜仲茶について知っておきましょう!
杜仲茶と言えば、意外と健康面に気を遣う方などからも人気を集めていますし、効果的に見ても非常に優れているお茶なのです。
メタボへの効果について
杜仲茶には、例えば 高脂血症 高血圧高血糖 等に効き目があると言われています。上記のリストのものは、いわば「メタボ」の代表的な症状になってくるもので、メタボ予防にも杜仲茶などは飲まれていると言えます。
杜仲茶そのものの効果に、体内の内臓脂肪を分解して燃焼させる働きがあり、そして血液をさらさらにしてくれるという効能を持っているのです。
お茶を飲むだけでこの効能を手に入れるのは嬉しい限りですね。
便秘への効果について
杜仲茶には、実は利尿作用を促してくれる成分が含まれています。そのため、飲む事によって、体内の老廃物を出す事へと繋がります。
ですので、便秘などで悩んでいる方にも、杜仲茶はおすすめです。
杜仲茶の飲み過ぎや副作用は?基本的には、一般的に飲まれるお茶の一種でもありますから、普通に飲んでいれば何か起こる事はないと言えます。
もし仮に、万が一何か副作用的なものが起きるのであれば、もっと問題が起こっているはずです。
実際、私自身も杜仲茶を飲みますが、それで何かが起きたとか体調不良になったなどは、今までに一度もありません。
腎臓が弱い方は注意
先ほどにも書きましたが、杜仲茶は便秘にも効果的です。これは、杜仲茶の中に含まれるミネラル成分の「カリウム」が含まれているからなのです。
カリウムに体内の余分な老廃物を体外へと排出する作用がありますから、便秘へ効くのですが、これが腎臓が弱っている場合ですと、排出が十分にされない可能性があります。
そうなると、カリウムが体内に蓄積されてしまう事に繋がり、高カリウム血症へと繋がり、手足のしびれや吐き気などに繋がっていきます。ですので、腎臓が弱いという方は、取り過ぎなどに注意をするようにしましょう。
選び方も大事
副作用などは基本的にありませんが、それは当たり前の品質で作られていた場合です。そうでなければ、当たり前ですが、その原料などのせいで副作用などが起こる可能性もあります。
杜仲茶は麦茶や烏龍茶などよりはマイナーなお茶になりますから、どこでも手に入って買えるというわけでもありません。
しっかりと安心して飲める杜仲茶を飲むように気をつけましょう。
杜仲茶ダイエットの方法とその作り方は?実際、杜仲茶ダイエットを行うには杜仲茶そのものが必要です。作り方は、非常に簡単で、1リットルの水に対して、3g程の杜仲茶を入れれば、完成です
冷たくても温かくても大丈夫
杜仲茶の良いところは、冷たかろうが温かろうが、効果や効き目などの効能は変わらないという点があります。
ですから、夏は冷たくして、冬は温かいお茶でというやり方でも問題ありません。
ダイエットに最適な方法
ダイエットで効果を出すための杜仲茶なら、煮出す時間を少し長めに取るのがおすすめです。長くする事で、少し濃いめに作り、それを毎日数杯飲むという事が良いと言えます。
アレンジレシピ
そのまま飲むのも良いのですが、毎日飲んでいると少しアレンジしたりしたくなるものです。
そんな時は、お酒を飲む方であれば、割ってみるのも1つの手です。ウイスキーや焼酎などを、杜仲茶割りで作ってみましょう。
味としては予想以上に美味しく作れるはずです。ただ、あくまで目的はダイエットですから、お酒の飲み過ぎなどにならないよう注意しましょう
杜仲茶は健康的にも非常に優れたお茶です。美味しく飲んで、効果的なダイエットに繋げていけるように頑張りましょう。
プーアル茶について
プーアルの効能
カフェイン含む
効能対象→ダイエット中の方・血糖値が気になる方
脂肪抑制力上昇・食事のお供に
プーアル茶は緑茶を麹菌で半年から1・2年ほど深く発酵させて作る黒茶です。ワインのように年数を重ねるほど、深みと旨みが増すので、ビンテージ扱いの貴重な茶葉も存在します。
天然サポニンとミネラル類を豊富に含み、肥満の解消、整腸作用、血糖値の上昇を抑制、血行促進、免疫力向上、老化予防、ガン予防に効果があるとされる。
プーアル茶のすごいところ
・ 重合型カテキンが脂肪吸収を強力に抑える
・ リパーゼが脂肪分解を促進する
・ 天然サポニンとミネラル類を豊富に含む
サッパリした味わいでダイエット効果
プーアル茶は烏龍茶と同じく「ダイエット茶」として有名です。その有効成分は「重合型カテキン」と「リパーゼ」。 重合型カテキンは、珍しいカテキンで、通常のカテキンよりも脂肪吸収を抑える力が強いと言われています。また、リパーゼは脂肪分解を促進する作用があります。
劇的なダイエット効果があるわけではありませんが、毎日、食事と一緒に飲むことで、確実に脂肪の吸収量を抑えることができます。ただし・・・プーアル茶を飲んでいるからといって、いつもより多く食べてしまっては何の意味もありませんよ!
乾姜(かんきょう)について
ショウガ(生姜)は食品や香辛料として使われるだけでなく、様々な薬効を利用して漢方薬やサプリメントとしても使用頻度が高い。がん治療に役立つ効能も多くもっている。漢方薬の原料(生薬)として使うときはショウガ(生姜)を乾燥させた後に細切し、これをショウキョウ(生姜)という。ショウガを蒸して加熱処理した後に乾燥し飴色になったものをカンキョウ(乾姜)という。生の生姜に多く含まれるジンゲオールは、乾燥や加熱処理によりショウガオールに変化する。ショウガオールの方がジンゲロールより抗がん作用が強いという実験結果が多数報告されている。
260) 生姜に含まれるショウガオールの抗がん作用
医食同源の代表的食材
ショウガ(生姜)はショウガ科のショウガの根茎(肥大した地下茎)です。学名はZingiber officinaleで、英語はGingerです。
ショウガは、その独特の風味から香辛料や食品として用いられていますが、多彩な薬理効果と健康増進効果を有するため、世界中の伝統医療や民間療法で利用されています。
中国やインドでは2500年以上前から、頭痛、吐き気、関節痛、風邪などの治療に利用されています。漢方薬に使う場合はショウキョウ(生姜)を言います。同じ漢字でも、食品の場合と生薬の場合は呼び方が異なります。ショウガを蒸して加熱して乾燥して細かく刻んだものはカンキョウ(乾姜)という生薬になります。
ショウキョウは食欲を増進し、消化機能を高め、吐き気を止め、体を温めるなどの効果があります。解毒の効能があり半夏(ハンゲ)など他の生薬の刺激性や毒性を緩和します。このような作用により多くの漢方薬に配合されています。
カンキョウ(乾姜)は体を温める効果が高くなり、体の冷えによる症状の治療に用いられます。辛み成分(ジンゲオールやショウガオールなど)には抗炎症作用やがん予防効果が報告されています。
ショウガは香辛料として料理に広く用いられており、お菓子や飲料(ジンジャーエール)、キャンデー、酒類などにも用いられていて、多くの薬効をもつので、医食同源の代表的な食材と言えます。
ショウガの薬効として以下のようなものがあります。
1)吐き気止め作用:生姜の吐き気止め作用は、多くの国で民間療法として利用されており、その有効性は経験的に知られていました。さらに、その効果を確かめるための二重盲検の臨床試験も多く実施されています。その結果、妊娠にともなう吐き気(つわり)、乗り物酔い、手術後の吐き気、抗がん剤による吐き気に対する有効性が報告されています。
抗がん剤の吐き気・嘔吐に対する研究では、制吐剤の5-HT3受容体拮抗薬と併用して5-HT3受容体拮抗薬の制吐作用を増強し、急性嘔吐の他に遅延性嘔吐にも効果があることが報告されています。
2)健胃・整腸作用:ショウガは食欲増進作用があり、さらに胃腸の平滑筋へ作用して、胃の運動性を促進するとともに胃の痙攣を抑制する効果があります。脂溶成分にはセロトニン受容体拮抗作用があって、下痢を抑制する効果もあります。動物実験において、エタノール、インドメタシン、アスピリンなどによる胃潰瘍の発生を予防する効果が報告されています。
3)抗炎症作用・鎮痛作用:ショウガは炎症性のプロスタグランジン、トロンボキサン、およびロイコトリエンの合成を抑制する効果があります。関節炎や関節リュウマチの患者における臨床試験で、ショウガの服用によって、痛みの軽減、関節運動性の増加、朝のこわばりの減少が認められていいます。
ショウガの抗炎症作用はがん予防効果との関連も指摘されています。鎮痛作用はショウガオールに痛みの伝達物質であるサブスタンスP放出を抑制する働きがあるためと言われています。ヒトの研究で、関節炎や頭痛などにも有効性が報告されています。
4)抗酸化作用:ジンゲロールやショウガオールは、フェノール性物質であることから、抗酸化作用を持つことも報告されています。食肉製品の腐敗防止や肉の賞味期限を延ばす効果が知られています。魚介類や肉を使った料理にショウガを用いれば、これらの脂質の酸化を防止することができます。食品に対する効果だけではなく、生体内で活性酸素を除去することにより、種々の疾病や老化防止に期待が持てます。また、ショウガはタンパク質分解酵素のプロテアーゼを含んでいて、漬けダレに加えれば肉を柔らかくし、一緒に食べることで消化促進に役立ちます。その意味では、豚肉の生姜焼きは理にかなった料理といえます。
5)抗動脈硬化作用:ショウガは血小板トロンボキサン産生を抑え、血小板の凝集を抑える効果があります。ショウガの水エキスにはニンニクやタマネギの水エキスよりも強力な血小板凝集抑制作用があると言われています。さらに、コレステロール吸収を阻害し、胆汁酸合成の律速酵素であるコレステロール-7-a水酸化酵素を刺激します。ショウガは胆汁分泌を増加させる効果があります。したがって、ショウガは排泄を促進し、吸収を阻害することでコレステロールを低減させます。血小板凝集抑制とコレステロール低下作用は、動脈硬化を予防する効果になります。
6)熱産生作用:体を温める効果があり、昔から発汗剤として用いられてきました。ジンゲロールは、ショウガの最も強力な熱産生成分と考えられています。冷えを改善する効果があります。風邪の治療で体を温めて発汗を促すときにはジンゲロールの多い生のショウガの方が乾燥したショウキョウやカンキョウより効果があります。(生姜を乾燥させたり加熱するとジンゲロールがショウガオールに変化する)
7)抗菌作用:様々な病原菌に対して抗菌作用があります。刺身の薬味にショウガを使えば、生臭さを消すだけでなく、殺菌効果による食中毒の予防も期待できます。寿司にガリが添えられているのも、経験的な知恵として、ショウガの殺菌効果が知られていたからです。
8)がん予防効果・抗がん作用:米国のデザイナーズフーズ計画では、ショウガはニンニクなどと並んでがん予防効果のある食品のトップに位置づけられています。この抗がん作用には辛味成分のジンゲロールやショウガオールが関与していますが、ショウガオールの方がジンゲロールより抗がん作用が強いという報告が多くあります。したがって、抗がん作用を期待する場合には生の生姜より、加熱処理して乾燥させショウガオールの含量の増えたカンキョウの方が強いと言えます。
ジンゲロールとショウガオールについて
生姜に含まれる辛味成分としてジンゲール(gingerol)やショウガオール(shogaol)があります。生の生姜にはジンゲロールが多く含まれ、生姜を乾燥させたり加熱する過程で、ジンゲロールが脱水されてショウガオールに変化します。したがって、生の生姜より乾燥させた生薬のショウキョウの方がショウガオールが多く、さらに加熱処理しているカンキョウはさらにショウガオールの含量が高いことになります。ショウガオールの方がジンゲロールより辛味が強いので、生のショウガより乾燥したショウキョウや加熱したカンキョウの方が辛味は強くなっています。
ジンゲロールは側鎖の長さの違いによって[6]-gingerol, [8]-gingerol, [10]-gingerolがあり、それらに対応するショウガオールも[6]-shogaol, [8]-shogaol, [10]-shogaolがあります。がんの研究分野では、ショウガオールの方がジンゲロールよりも抗がん作用が強いことを示す実験結果が多数報告されています。例えば、以下のような論文があります。
Increased growth inhibitory effects on human cancer cells and anti-inflammatory potency of shogaols from Zingiber officinale relative to gingerols.(生姜に含まれるショウガオールのヒトがん細胞に対する増殖抑制効果と抗炎症作用のジンゲロールとの比較) J Agric Food Chem 57: 10645-10650, 2009
【論文の要旨】生姜はその抗酸化作用や抗炎症作用や抗がん作用において注目されている。多くの研究者は生姜の活性成分としてジンゲロールを考えており、ショウガオール(生姜の保存や加熱の過程でジンゲロールが脱水によって変化して生じる成分)についてはあまり注目していない。この研究では、生姜に含まれるジンゲロールやショウガオールなどの成分について、その抗炎症作用と抗がん作用について比較した。
ヒト肺がん細胞のH-1299とヒト大腸がん細胞HCT-116を使った実験で、ショウガオール([6]-shogaol, [8]-shogaol, [10]-shogaol)はジンゲロール([6]-gingerol, [8]-gingerol, [10]-gingerol)よりがん細胞増殖抑制効果が強かった。特に、[6]-shogaolが最も増殖抑制効果が強く、50%増殖抑制濃度(IC50)は[6]-gingerolが150マイクロMに対して、[6]-shogaolは8マイクロMであった。(IC50の濃度が低いほど増殖抑制活性が高い)炎症を増悪させるアラキドン酸や一酸化窒素の産生を阻害する効果も、[6]-shogaolの方が[6]-gingerolの方が強かった。
6-Shogaol is more effective than 6-gingerol and curcumin in inhibiting 12-O-tetradecanoylphorbol 13-acetate-induced tumor promotion in mice.(12-O-テトラデカノイルホルボール13-アセテートによるマウスの発がん促進を阻害する効果は6-ジンゲロールやクルクミンより6-ショウガオールの方がより強い)Mol Nutr Food Res 54: 1296-1306, 2010
【論文の内容の概略】12-O-tetradecanoylphorbol 13-acetate(略してTPA)はトウダイグサ科の植物に含まれるジテルペンで、発がん促進に関与するプロテインキナーゼC(PKC)の下流のシグナル伝達経路を活性化させる作用によって強力な発がんプロモーター活性を発揮します。したがって、TPAは動物発がん実験において発がんを促進する試薬として使用されています。
この論文では、TPAを皮膚に塗布して誘導される一酸化窒素合成酵素(iNOS)やシクロオキシゲナーゼ-2(COX-2)の発現が6-ショウガオールの塗布によって抑制され、その抑制効果はジンゲロールやクルクミンより強いことを示す結果を報告しています。iNOSやCOX-2は炎症や発がんを促進する作用があり、この発現を抑制することは炎症や発がんを抑制することを意味します。
さらに、発がん剤のジメチルベンズアントラセンと発がんプロモーターのTPAを使った皮膚発がん実験でも、ショウガオールの抑制効果はジンゲロールやクルクミンより強いことが報告しています。その作用機序として、発がん過程や細胞増殖を促進する転写因子(NF-kBやAP-1など)やシグナル伝達(MAPキナーゼなど)を抑制する効果を示しています。
6-Shogaol, an active constituent of dietary ginger, induces autophagy by inhibiting the AKT/mTOR pathway in human non-small cell lung cancer A549 cells.(生姜の活性成分の一つである6-ショウガオールはヒト非小細胞がん細胞A549において、AKT/mTORシグナル伝達系を阻害することによってオートファジを誘導する)J Agric Food Chem 57: 9809-9816, 2009
【論文の内容の概略】オートファジー(自食作用あるいは自己貪食)というのは、細胞内のタンパク質を分解する仕組みの一つで、本来は飢餓状態における栄養素確保のために自己成分を分解するリサイクル機構です。オートファジーは細胞死にも関連しており、細胞死の様式としてアポトーシス(プログラム細胞死)の他に、このオートファジーを介した細胞死があることが明らかになっています。がんの治療においては、がん細胞にアポトーシスを誘導することが目標になっていますが、オートファジーを誘導してがん細胞を死滅させる抗がん剤の開発も進められています。
mTOR (mammalian target of rapamycin:哺乳類ラパマイシン標的タンパク質は、ラパマイシンによって阻害されるセリン/スレオニンキナーゼです。AKT/mTORシグナル伝達系が活性化されるとオートファジーが阻害され、AKT/mTORシグナル伝達系を阻害するとオートファジー型の細胞死を誘導します。したがって、がん細胞のAKT/mTORシグナル伝達系を阻害してオートファジー型の細胞死を誘導することは、がんの治療において有効な戦略と考えられています。
この論文では、6-shogaolがヒト肺がん細胞のA549にAKT/mTORシグナル伝達系を阻害し、オートファジー型の細胞死を誘導する作用があることを報告し、6-shogaolが新規の抗がん剤あるいはがん予防物質として有用である可能性を指摘しています。
以上の論文の他にも、ショウガオールの抗がん作用のメカニズムについての報告は多数あります。がん細胞にアポトーシスを誘導する作用、腫瘍血管の新生を阻害する作用など様々なメカニズムで抗がん作用やがん予防効果を発揮する可能性が指摘されています。
ショウガオールは加熱して乾燥したカンキョウ(乾姜)に多いので、抗がん作用やがん予防効果を目的にするときには、カンキョウを多めに利用することは有効かもしれません。
生姜の服用量については、多くの臨床試験では、ショウガの乾燥粉末1gが基準になっています。しかし、これが最適かどうかはまだ不明です。ショウガの乾燥粉末1gは生のショウガの5gくらいに相当します。生のショウガを1日5~10gくらいを摂取することは、がん予防を含めて様々な健康作用が期待できます。ただし、乾燥粉末で6g以上の摂取で胃腸の刺激による不調やびらんや潰瘍を引き起こす可能性が指摘されていますので、空腹時には多量にとらない方が良いと思います。
生姜を取りすぎると、血小板の凝集力を阻害して出血が止まりにくくなる可能性がありますので、手術前や血小板が減少する抗がん剤治療中は過剰な摂取に注意が必要です。
外科手術や抗がん剤治療の吐き気止めに、臨床試験で効果が認められているショウガ乾燥粉末として1g(生のショウガで5g程度)であれば、血小板凝集抑制の副作用の心配は無いと言えます。
漢方治療では1日1~3g程度の乾燥した生姜(ショウキョウ)や乾姜(カンキョウ)を煎じて使用しますが、この量では血液凝固を妨げる可能性は低いと言えます。ショウガオールの抗がん作用を期待して乾姜を漢方薬に使用する場合は、1日量5g程度までが無難かもしれません。(甘草や大棗をうまく併用すると乾姜の刺激性や熱性を緩和できるので、副作用を出さずに多めに使用する方法もあります)
ギムネマ茶について
ギムネマは、インド南部・インドネシア・アフリカ・中国南西部などの熱帯に自生するカガイモ科の植物。正式名称を、ギムネマ・シルベスタと言います。
ダイエット効果
ギムネマの主成分であるギムネマ酸には糖分吸収抑制作用があり、小腸でブドウ糖が吸収されるのを阻害。食後の急激な血糖値上昇を抑え、血糖コントロールに効果的であることが実証されています。
また、ギムネマ酸の持つ甘味抑制作用も特徴的です。ギムネマ茶などでギムネマ酸を摂取すると、甘さを感じる細胞と甘味物質の結合を阻害。その結果、摂取後1~2分で甘味を感じなくなるのです。
砂糖など甘味の強い物質でも砂を噛んでいるような感覚になり、食欲が減退。自然と甘いものから遠ざかるようになり、ダイエット効果に一役買ってくれるという仕組みです。ちなみに、感覚が回復するまでには1時間ほどかかります。
気をつけたいのは、ギムネマには鉄分の吸収を抑制するという副作用があるということ。ギムネマの摂取中は、意識的に鉄分を補給することを忘れないようにしましょう。また、ブドウ糖の吸収を抑制するため、血糖降下剤を服用している人は要注意。低血糖に陥る恐れがあるので、できれば医師や専門家に相談してからの摂取をオススメします。
選び方と飲み方
ギムネマ茶には苦みがあるため、ギムネマだけのお茶よりブレンド茶の方が飲みやすいと思います。飲むタイミングは、血糖値の上昇を防ぐことを目的とするなら食事と一緒が◎。もしくは、血糖値が上がり始める食後30分以内がベターです。
空腹時より、食事中か食後のタイミングで摂取した方が効果が高まるようです。摂取量に決まりはありませんが、人によっては腹部に膨満感をおぼえることもあるので、様子を見ながら飲むようにしてください。
陳皮(チンピ)について
● 陳皮(チンピ)は、ミカンの成熟果実の皮を完全に乾燥させたもので、芳香性があり気分をリラックスさせてくれる。中国原産で、日本では熊本、佐賀、愛媛、和歌山、静岡など海岸沿いの温暖な地方で栽培され、成分として、精油成分のヘスペリジン・リモネン・ナリンジン・リナロール・シネフリン、フラボン配糖体などなどを含む。古くなったもの、陳旧なものがよいということから陳皮と呼ばれる。
● 適応: 胃腸虚弱, 感冒
● 成分: 精油 - d-limonene, auraptene, auraptin, linalool, terpineol など・フラボン配糖体 - hesperidin, naringin, nobiletin など・その他 - synephrine、ペクチン、クエン酸など
● 薬理作用: 中枢抑制, 抗痙攣, 抗炎症・抗アレルギー, 健胃, 肝障害改善
● 効能・用途: 陳皮(チンピ)は、健胃、整腸、止嘔、去痰、鎮咳、発汗作用がある。消化不良で腹が張る・食欲がない・嘔吐する時、粘っこい白い痰を伴う苦しい咳に用いる。
自発運動抑制・体温下降・麻酔延長作用・降痙攣作用・抗炎症・抗アレルギー・芳香性健胃などに期待。胃腸虚弱や感冒に用いられる。
◆ 陳皮(チンピ)は、かぜ(内服)薬、鎮咳去痰薬、健胃/消化薬に配合される。入浴剤は保湿成分としての配合。
● 【陳皮の医薬品】香蘇散: 香蘇散(コウソサン)は感冒、頭痛、じんましん、神経衰弱、女性の更年期神経症、神経性月経困難症を改善する。胃腸が弱く、食欲不振、抑うつ、頭重、めまい、耳鳴り、などをともなう神経質な人によく用いられる。
● 【陳皮の医薬品】胃苓湯: 胃苓湯(イレイトウ)は食あたりや暑気あたり、冷え、胃腸炎、腹痛などの症状を改善する効果がある。多少の副作用を伴うので、体力がある方に処方される。
● 【陳皮の医薬品】参蘇飲: 参蘇飲(ジンソイン)とは胃腸の働きを助け、風邪の諸症状を改善する。感冒や咳を改善し、頭痛、発熱、みぞおちのつかえ、嘔吐などをともなう、胃腸の弱い人に用いられる。
● 【陳皮の医薬品】疎経活血湯: 疎経活血湯(ソケイカッケツトウ)は身体の血行や水分循環を良くし、また痛みを抑える働きがある。その働きから関節痛、神経痛、腰痛、筋肉痛を改善し、腰や手足の筋肉が激しく痛む人に用いられる。
● 【陳皮の医薬品】釣藤散: 釣藤散(チョウトウサン)は中年以降起こりやすい慢性的な頭痛などを改善する。他にも高血圧、めまい、肩こり、耳鳴り、神経症状、目の充血などをともなう人に用いられる。
● 【陳皮の医薬品】二朮湯: 二朮湯(ニジュツトウ)は腕や肩の痛みをやわらげる働きがあり、主に五十肩を改善する。
● 【陳皮の医薬品】二陳湯: 二陳湯(ニチントウ)は吐き気や嘔吐を改善する働きがある。めまい、動悸、頭痛、胃部不快感などをともなう中くらいの体力の人に用いられる。
● 【陳皮の医薬品】人参養栄湯: 人参養栄湯(ニンジンヨウエイトウ)は体力と気力を補い、病後・産後の体力低下、虚弱体質、疲労倦怠、食欲不振、寝汗、手足の冷え、貧血を改善する。微熱、悪寒、咳、便秘、精神不安不眠などがおこりやすい、やせて顔色の悪い人に用いられる。
● 【陳皮の医薬品】半夏白朮天麻湯: 半夏白朮天麻湯(ハンゲビャクジュツテンマトウ)は体内の水分循環を促して、胃アトニー、胃下垂、胃神経症、低血圧症などのめまいを改善する。胃腸が弱く、冷え性で頭痛、肩こり、嘔吐のある人に処方される。
● 【陳皮の医薬品】平胃散: 平胃散(ヘイイサン)は胃の働きをよくして、体内の水分循環を活性化する。そのため急性・慢性胃腸カタル、胃アトニー、胃炎、胃拡張、消化不良、食欲不振、口内炎の改善に用いられる。
● 【陳皮の医薬品】補中益気湯: 補中益気湯(ホチュウエッキトウ)は胃腸の働きを活性化し、体力を回復をさせる働きがある。虚弱体質、疲労倦怠、病後の衰弱、結核性疾患・胸部疾患による体力の低下、夏やせ、胃弱、胃下垂、貧血症、低血圧症、多汗症、痔疾患、脱肛、子宮下垂、風邪を改善するため、胃腸の機能が低下して、食欲不振、頭痛、悪寒、倦怠感などをともなう、虚弱体質の人や体力の衰えている人に処方される。
● 【陳皮の医薬品】抑肝散加陳皮半夏: 抑肝散加陳皮半夏(ヨクカンサンカチンピハンゲ)は高ぶった神経を鎮めたり、筋肉のこわばりをほぐしてくれる働きがある。神経症、不眠症、更年期障害、高血圧・動脈硬化による神経症状、小児の夜泣き、小児疳症の改善に用いられる。
センナについて
センナはバラ目マメ科センナ属です。生薬名としては本種の小葉の部分を言います。日本ではセンナの果実・小葉・葉柄・葉軸は医薬品として取り扱われており、健康食品や健康茶などに含まれる事は禁止されています。 下剤効果があり、便秘解消の為の便秘薬に利用されることが多いです。
成分
センナに含まれるセンノシドという成分が、腸内の働きを活発にしたりする働きがあります。この成分の主な働きは「硬くなった便へ水分量を高めて柔らかくする」「腸内細菌により腸を刺激する物質に変わり排便する」。
どちらも便秘に強い効果をもたらし、服用する事で体のミネラルバランスが崩れるなどの恐れがあるため、長期間の使用は止めるようにとされています。
日本での取り扱い方
薬用成分であるセンノシドが多く含まれているのは、主にセンなの葉や果実にあります。その為、日本でのセンナの取り扱いは医薬品としているので、サプリメントや健康食品などと言った商品の利用は禁止されています。
しかし医薬品として扱われていないセンナ茶には、センナの茎を利用してお茶を作っているため、健康茶としての販売が認められているのです。食品と医薬品の区分が難しいのですが、センナの茎を利用する際に効能を謳わない限りは食品扱いで大丈夫なんだそうです。
しかし紛らわしい言葉で販売されているものなどもあり、購入側としても判断が付かない時がありますよね!
センナ茶の便秘解消効果
部分
センナの葉や実には「センノシド」と言う排便作用や嚥下作用のある成分が含まれています。「センノシドA」と「センノシドB」があり、便秘薬などに使用されています。センナ特有の物質で強い効果から、日本ではセンノシドは薬事法で使用の制限があります。お茶に利用されるのはセンナの茎部分にあります。
茎には「アントラキノン誘導体」と言う成分が含まれています。
アントラキノン誘導体
センナの茎に含まれるアントラキノン誘導体は、腸の蠕動運動を促す効果が期待できます。 便秘を引き起こすきっかけは、腸の蠕動運動が低下しているため便を外へ排出する力が無いからです。 便秘解消をするためには、腸の蠕動運動を活発にすることが大切です。 アントラキノン誘導体が腸内環境を良い方向へと改善することで、便秘解消効果を出してくれるのです。
センナ茶の便秘解消効果時間
センナ茶は下剤作用のある葉や果実ではなくて、健康食品としての利用が国で認められている茎部分を使用しています。 しかしセンナの茎にも便通を良くする成分が含まれているので、便秘解消に効果的です。
効果までの時間はセンナ茶を飲んで数分で発揮することが多く、その事からセンナ茶の効果は大きい事が分かりますね! センナ茶の製品によって効果は若干違いがあり、個人差もありますが2.3日で効果を得られると思います。 頑固な便秘で悩んでいる時などに利用するのがおススメです。
センナ茶の副作用
センナ茶の副作用は?
センナ茶に使用される部分は、医薬品として指定されていない茎部分です。 しかしセンナの葉や果実のような効能があり、副作用として下痢や腹痛、吐き気などの症状を感じる場合があります。
個人差がありますが即効性がある分、副作用も強く感じる人が多いのは確かです。 センナ茶を飲まないと便秘が解消されない人は、摂取する量などに気をつけて副作用が悪化しないように気をつけましょう。
センナ茶の常用について
健康茶としてセンナ茶が人気となりましたが、近年センナ茶の副作用が注目されてています。 センナの茎に含まれる成分が、腸の動きを無理に行う事で自然な腸の蠕動運動が行なえなくなります。 それにより自力排便が行なえず、便秘をさらに悪化してしまう最悪なケースになる可能性もあります。 始めは効果的でも徐々に体がセンナ茶なくては排便できなくなると、自然なお通じが出来なくなるので、センナ茶の常用はなるべく避けた方が安全です。?
妊婦さんはご注意
便秘に苦しむ妊婦さんも多く、出来れば便秘薬に頼りたい所ですが副作用の心配もあり、自然なお通じを促す健康茶を飲む人も少なくありません。
センナ茶も健康茶として販売されていますが、最近副作用の心配がされています。
妊婦さんが飲むことで腸の蠕動運動が予想以上に活発になり、早産や流産を引き起こす可能性があります。
妊婦以外の体でも副作用があるので、妊娠中でのセンナ茶の利用は避けるようにしましょう。
苦丁茶について
効能
カフェイン→ノンカフェイン
効能対象→風邪予防をしたい方 / 便秘にお悩みの方 / ダイエットに興味のある方 / 高血圧にお悩みの方 / アトピー・花粉症にお悩みの方
健康茶
苦丁茶(くていちゃ)は中国南部原産の苦丁樹の先端を使った健康茶です。中国では2000年以上前から愛飲されており、最も一般的な健康茶の1つです。
健康面での効果は幅広く、「便秘解消」「ダイエット」「風邪予防」「高血圧予防」「ガン予防」「体質改善(アトピー、花粉症など)」などがあり、健康を目的に日常的に飲むお茶に最適です。
名前の由来は「苦=にがい」「丁=ねじる」ことから来ています。
苦丁茶のすごいところ
・ 中国で2000年以上前から愛飲されている健康茶・ 解毒作用、解熱作用、咳止め作用、殺菌作用で風邪対策に最適・ カフェインを含まないので子供や妊婦さんでも安心 。
男性の健康維持に
中国で最も愛飲され、明の時代には朝廷への貢物として栽培されるほど人気のある苦丁茶。近年では中国からアメリカへの輸出も増えています。
「便秘解消・ダイエット効果」「風邪予防」「高血圧予防」「ガン予防」「体質改善(アトピー・花粉症)」などの効果があるため、忙しい仕事により生活習慣が緩みがちな男性にオススメです。
風邪予防&風邪対策に
苦丁茶は「解毒作用」「解熱作用」「殺菌作用」「炎症を抑える作用」「咳止め作用」「痰を取り除く作用」があるため、風邪対策茶として高い効果を発揮します。ただし、薬ではないので、本格的に風邪を引いてからでは効果は期待できません。
苦丁茶(一葉茶)の飲み方に決まりはありませんが、ここでは苦丁茶(一葉茶)の淹れ方と飲み方をご説明致します。
まず初めて苦丁茶(一葉茶)を飲まれる方はお味に慣れて頂く為に、最初は一本使用で抽出されてください。(苦味に慣れて頂く為)
お味に慣れますと自然と使用本数は増えて参りますが、効能上からも出来れば使用本数を5~6本程度まで増やされて下さい。
一日に飲む量の制限はありませんが、出来れば日に三回以上で合計1L以上をお飲み頂くのが効能面からお勧めです。
また苦丁茶(一葉茶)は、他の茶葉とブレンドで飲んで頂くにも最適です。
苦丁茶(一葉茶)はどんな中国茶の茶葉とブレンドして飲まれても、お互いの茶葉のお味を引き立てる役割をしてくれます。
ぜひ色々試されて、お気に入りのブレンドを見つけて下さい。
高麗人参【紅参】について
1がんに対する抵抗力を高め、がんの再発を防ぐ
【概要】
【高麗人参は万能薬】
【高麗人参には自然治癒力を高める多くの薬効成分が含まれている】
【高麗人参にはがんの予防や治療に効果がある】
【高麗人参のがん予防効果は人参のタイプと年数によって異なる】
【高麗人参の利用の仕方】
【高麗人参は炎症を増悪させる可能性もある】
【概要】
高麗人参(朝鮮人参あるいは薬用人参ともいう)には滋養強壮効果があって、種々のストレスに対する体の抵抗力を高めます。各種のがんによって引き起こされる食欲不振や体力減退、がん治療後の身体衰弱や抵抗力の低下の改善に有効で、がんの漢方治療においても頻用されています。がんの予防や再発予防にも有効であることが多くの研究で示されています。高麗人参を蒸した後に熱風乾燥して作った「紅参(こうじん)」にはがん予防効果が特に強いことが報告されています。 血液循環が悪く体力や免疫力が低下している人のがん再発予防に向いており、元気が有り余っている人や体の中に炎症がある場合(熱がある時など)には不向きです。
【高麗人参は万能薬】
高麗人参は朝鮮人参や薬用人参と呼ばれ、昔の高麗国(朝鮮半島)に自生していたウコギ科の(ウドの仲間)多年草で、多くの栄要成分を含む根が、古く4ー5千年前より不老長寿の薬草として使用されてきました。人参の学名はPanax ginsengといいますが、このPanaxという属名はギリシャ語のPan(万能)とacos(薬)から名付けられたものであり、ヨーロッパでも古くからその多彩な薬効が注目されていたようです。なお、野菜のニンジンはセリ科の植物で全く別のものです。
人参の臨床的効果は、消化吸収機能を賦活化し、種々のストレスに対する生体の非特異的抵抗性を強くすると考えられます。蛋白合成や新陳代謝や血液循環を高め、血中の免疫グロブリンを増加させ、マクロファージ(体内の異物を細胞内に取り込み消化する食細胞の一つ)や好中球の貪食能を高めて免疫力を増強します。男性ホルモン増強作用、細胞寿命延長作用、抗腫瘍作用、精神安定、精神賦活作用なども報告されており、まさに自然治癒力を高める全ての条件が含まれています。ソ連のブレフマン(Brekhman)教授は「種々のストレス刺激に対する非特異的な抵抗力を増し、生体の働きを助ける」作用から、薬用人参をAdaptogen(適応促進薬)と呼びました。イギリスのフルダー(Fulder)博士は「生体の生理機能を調和させるハーモナイザー(調和薬)」であるといっています。
漢方では、高麗人参は「気」の量を増す薬(補気薬という)の代表です。「気」というのは、生体エネルギーを表わす漢方の考え方で、気の量が不足すると、疲れやすく、倦怠感や抵抗力低下が起こります。高麗人参は体のエネルギーを増やすことによって、体の抵抗力や自然治癒力を高めると考えています。
【自然治癒力を高める薬効成分が含まれている】
体の抵抗力や自然治癒力を高める高麗人参の作用は、一つの成分によるものでなく、多くの成分が関与していて複雑です。治癒力を高める代表的成分はサポニンと呼ばれる物質です。サポニンは英語で、フランス語ではシャボンといい、泡立つものという意味です。サポニン自体はいろいろの植物に含まれていますが、人参サポニンはジンセノサイドというステロイドホルモンと似た構造をもつサポニンが主成分で、10種類以上のジンセノサイドが知られています。種類によってその薬理作用は異なり、一つの成分が同じ組織においても複数の作用を示すなど、薬用人参全体で極めて複雑な薬理作用を呈する理由の一つになっています。
人参サポニンは蛋白合成を促進し、新陳代謝と免疫力を高めます。人参サポニンの中にはがん細胞を殺し、転移を抑制するものも報告されています。サポニンには抗酸化作用もあり、発がん物質による遺伝子の変異を抑える作用(抗変異原性)を持つ人参サポニンも報告されています。また細胞膜と反応して細胞膜上のレセプター(受容体)などの蛋白と作用して細胞の機能にも作用します。サポニン以外にも、セスキテルペンなどの精油成分、多糖体、ペプチドグリカン、アミノ酸、ヌクレオシドなども種々の効果に関連しています。
薬用人参は、虚弱体質の胃腸疾患に用いられる漢方薬には人参が配合されていますが、消化吸収機能を高め、体力や抵抗力を高めて種々のストレスに対する適応能力を高めることができるので、虚弱体質自体を治す効果も期待できます。このように複数のメカニズムで体の自然治癒力を高めるような西洋薬はありません。
【がんの予防や治療に効果】
高麗人参は各種の悪性腫瘍によって引き起こされる貧血、気力減退、食欲不振、倦怠感などの改善に有効で、さらにがんの侵襲的治療(手術、抗がん剤、放射線照射)による骨髄障害や肝障害や免疫機能低下を軽減し回復を促進する効果もあります。最近では、がん細胞の増殖や転移を抑制する効果や、がんの発生を予防する効果が報告されていて、がん治療後の再発予防にも効果が期待されています。
ヒトの疫学的調査で、高麗人参にがんを予防する効果が韓国から報告されています。40歳以上の4634人を対象に、高麗人参の摂取状況とがんの罹患率を検討したところ、高麗人参を長期間摂取している人たちは、がんになるリスクが半分以下に減少していることがわかりました。高麗人参によるがん予防効果は特定の種類のがんに限定するのではなく、胃がんや肺がんなど多くの種類のがんに対して予防効果があるようです。たとえば、高麗人参非摂取グループの発がんリスクを1にした場合、高麗人参を摂取したグループの胃がんになるリスクは0.33で、肺がんになるリスクは0.30と減少し、その効果は用量依存的で高麗人参を多く摂取している人ほど発がんリスクが低かったと報告されています。高麗人参の中でも後で述べる紅参が最もがん予防効果があるそうです。がん細胞の増殖や転移を抑える成分についての研究も多く報告されています。腸内細菌が人参サポニンを代謝して作り出す物質の中に、がん細胞にアポトーシス(細胞死)を引き起こしたり、転移を予防するものが見つかっています。発がん剤と腫瘍プロモーターを用いた二段階皮膚発がん実験において、紅参は発がんを抑制し、マウス肉腫やメラノーマの移植腫瘍の増殖に対する抑制作用も報告されています。また人参サポニンの代謝産物には抗変異原性作用があることも報告されています。
今まで報告されたヒトの疫学的調査や臨床試験、動物実験の多くが薬用人参ががん予防に有効であることを報告しています。高麗人参の免疫賦活作用、抗変異原性作用、がん細胞の増殖や転移の抑制作用など複数の作用によって、がんの発生や悪性化の進展を抑制しているようです。
【がん予防効果は人参のタイプと年数によって異なる】
高麗人参のがん予防効果は、それに含まれる人参サポニンなどの量や種類により左右されます。韓国のYun博士らが行なったマウスの肺がんの実験では、通常の生薬の人参なら5ー6年もの、紅参なら4ー6年ものにがん予防効果が認められています。年数の経ったもの、あるいは紅参にしたものががん予防効果が強いということです(図26)。
図26:高麗人参は加熱処理して紅参にするとがん予防効果が高まる
高麗人参は熱を加えると抗腫瘍効果が上がることが報告されています。その理由は人参に加熱処理を加えると成分に変化が起こるからで、高い温度で処理するとより抗酸化作用の高いサポニンが生成され、発がん予防効果も高まるという実験結果が報告されています。
また愛媛大学生化学の奥田教授らは、高麗人参を蒸したり乾燥させて紅参を作る過程で、人参に大量に含まれるアルギニンに果糖とブドウ糖が結合してArginyl-Fructosyl-Glucose (AFG)が生成されることを報告しています。アミノ酸の一種であるアルギニンは蛋白質や一酸化窒素の原料になりますが、AFGに含まれるアルギニンは蛋白質の合成に使われずもっぱら一酸化窒素の生成に向けられるそうです。一酸化窒素は血液循環を良好にし、免疫力を増強する作用をもっています。
以上のような研究結果から、がんの再発予防には6年ものの紅参が最も効果があることが推測できます。
【利用の仕方】
高麗人参は通常4ー6年の栽培の後、畑から掘り出します。掘り出した状態の生の人参を水参(生参)と言い、水参を日に干して乾燥したものを白参と言います。紅参(こうじん)は、最も効果のある6年根の水参を外皮をむかないまま蒸気で蒸して乾燥させたものです。漢方薬に使用される人参は白参に相当しますが、紅参も使用しています。前述のようにがん予防効果は紅参の方が強いことが報告されています。
紅参は韓国産が良く、中国産は農薬が多く、日本産やアメリカ産は成分がうすいと言われています。韓国でも土産で安く売られている高麗人参茶と、薬局で売られている高品質の紅参とは別物と考えたほうがよいでしょう。
日本の薬局には多くの種類の紅参末あるいは紅参茶が売られています。最近では、通信販売やインターネットで安く購入することもできます。安いものも売られていますが、品質が悪いと効き目も低いので、良い品質のものを購入することが基本です。マルチ商法まがいは、品質が悪いので注意が必要です。紅参と名前がついていても産地や加工方法などで成分や品質が大きく違い、粗悪なものにはがん予防効果が期待できません。
がん治療の途中や後で体力や食欲の低下がある場合、血行が悪く冷え症などの漢方治療の適応がある場合には、医療機関で保険を使って医療用の品質の確かな紅参を使うこともできます。
【炎症を増悪させる可能性もある】
高麗人参は一般的にはがん再発の予防効果が期待できますが、それは、体力・気力が低下して免疫力や新陳代謝が障害されている場合と考えておいた方がよいと思います。細胞の代謝を賦活する作用が強く、血管拡張作用や免疫増強作用があるので、炎症性疾患や熱がある状態では病気を増悪させる場合もあります。例えば、慢性関節リュウマチで関節の腫れや熱が強い時期には、人参は症状を悪化させることがあります。
元気が有り余っている人や高血圧や肥満のある人は、人参を単独で大量に摂取すると、むくみや興奮・不眠・のぼせ・顔面紅潮などのほか、湿疹、血圧上昇などの有害作用が見られることがあるので注意が必要です。
ただし、紅参には動脈硬化の進行を抑える作用や、血管を拡張して高血圧を改善する作用もありますので、血圧が高いことは人参を避ける根拠にはなりません。元気が有り余っているように見えても、免疫力や新陳代謝や血液循環が悪い人は多くいます。服用して体調が悪くなるなら、上記の理由で薬が合っていないと考えてやめることが大切です。
大麦若葉について
効能・効果
大麦若葉のさまざまな効能・効果と、含まれている栄養成分などについて。 大麦若葉の効能・効果としては、まず食物繊維を豊富に含んでいることから、腸内の不要な物質を排出し便秘の改善に有効である他、余分なコレステロールの消化・吸収を抑えて血液中のコレステロール値の改善に働きかけ、血液をサラサラにして血行を良くすることから、動脈硬化を予防するなどの効能が期待できます。
また、緑黄色野菜の中でもビタミンやミネラルといった微量栄養素がバランスよく豊富に含まれているので、老化を促進するとされている活性酸素を消去する抗酸化作用も優れているといわれています
栄養成分
大麦若葉の栄養成分には、タンパク質をはじめビタミンA・ビタミンB・ビタミンC、カリウム・カルシウム・カロチン・マグネシウム・マンガン・亜鉛などのビタミンやミネラル、その他に食物繊維といった栄養素や、葉緑素(クロロフィル)、SOD酵素といった健康や美容にとって有効な成分がたくさん含まれています。
このようにさまざまな栄養成分をバランスよく豊富に含んでいることから、健康ドリンクとして定番的な存在となっている【青汁】の原材料にも使用されているワケです。
栄養素の含有量比較
大麦若葉に含まれる栄養素には、その含有量の多さも優れている成分が多く、ビタミンCはホウレン草の約5倍、カルシウムは牛乳の約10倍、マグネシウムがホウレン草の約3倍、カリウムはキャベツの約40倍、食物繊維はサツマイモの約50倍などの他、ビタミンA(カロチン)やビタミンB群なども一般的な野菜と比較して多く含まれているといった、栄養成分の詰まった優秀な健康野菜の一つです。
健康面に与える効能
大麦若葉には体内でコレステロールの吸収を抑制する作用を持った成分を含んでいて、血液中のコレステロール値を下げたり血液をサラサラにする効能や、天然のカリウムが多く含まれているので高血圧を予防・改善する効果も大いに期待できます。また、これらの効能が動脈硬化の予防にもなり、結果的に脳卒中や心筋梗塞といった危険度の高い生活習慣病の発症リスクを軽減することに繋がります。
SOD酵素
大麦若葉に含まれるSOD酵素には身体の中で過剰に発生した活性酸素を無害化するといった抗酸化作用の働きがあり、細胞の老化をはじめ様々な生活習慣病に対して好影響を与えてくれます。SOD酵素による美容面での効能を例えると、メラニン色素の増殖を抑えたり、過酸化脂質の生成を抑制することにより、シミ・シワ・くすみ・タルミなどといったお肌の老化に伴う肌トラブルを予防・改善してくれるといった効果が期待できます。
青汁
大麦若葉の健康面・美容面での効能は先に述べてきた内容の他にもまだまだ沢山あるのですが、実際に料理の食材として利用して日常の食事で摂取するには何かと無理が生じるものなので、やはり大麦若葉を原材料にした【青汁】を飲むというのが合理的ですし、習慣化しやすいと思われます。
大麦若葉の青汁としては、【粉末(顆粒)タイプ】【冷凍(液体)タイプ】【フリーズドライ・タイプ】といった種類のモノがあり、それぞれに飲みやすさや保存方法などの特徴に違いがあるので、サンプルなどで試しに飲んでみてから好みのタイプを選ぶのが良いと思います。
甘草(カンゾウ)について
効能と効果
カンゾウは、肝障害やガン予防も期待される万能生薬です。
カンゾウが良く効くのは、胃が痛い人、ウイルス性肝炎の予防、口内炎、のどか痛い、ガンの予防、動脈硬化の予防に効き目があるとされています。
詳細
カンゾウは、別名「リコリス」と呼ばれるハーブで、甘草と表記され、アマキ、アマクサともいわれています。中国からモンゴル、シベリアに分布するマメ科の多年草で、歴史は古く、地域的にも非常に広い範囲に渡り、薬として使用されて来ました。
主な有効成分は、解毒作用のあるグリチルリチンで、食中毒、フグ毒、ヘビ毒だけでなく、細菌性の毒に対しても発揮されます。なお、このグリチルリチンはカンゾウの根に含まれ、胃腸の消化吸収を高めたり、止血、肝機能向上にも効果があるほか、砂糖の50倍の甘さがあるにもかかわらず低カロリーであることも注目され、ハーブティーとしても楽しむことができます。
抗アレルギー、抗炎症作用も認められており、日本でもグリチルリチン製剤は、発疹や皮膚炎、口内炎を改善する医薬品としても有効利用されています。
更に、免疫活性を高める作用があるため、エイズの治療薬としても使用されているほか、抗ガン作用があることが研究報告され、サプリメントとしても注目を集めています。
初期の風邪の症状でもあるノドの痛みや、気管支炎、咳などにも効果があるほか、他の薬剤の薬理作用や、刺激をやわらげる働きがあることから、一般に販売される風邪薬だけでなく、漢方薬にもよく配合されており、その割合は80%とも言われています。ただし、ごくまれに長期間服用することで、血圧が上昇する症状が出ることがあるため、摂取には注意しましょう。
種類と飲み方
カンゾウは、粒、顆粒、乾燥根があります。カンゾウは西洋では民間薬として用いられていますが、日本ではもっぱら生薬として「半夏淀心湯」「人参湯」などに配合されています。
カンゾウの乾燥根は、漢方薬局で入手し、これを煎じて飲みます。カンゾウの根一日0.5?5gが目安です。
新着記事/サプリメントの働きと注意点
カンゾウは、マメ科の植物で漢字では甘草と書き、中国から南ヨーロッパにかけて生息する多年草です。 その名前からも分かる通り、カンゾウに含まれている甘味の主成分であるトリテルペンの配糖体のグリチルリチンは、砂糖の約200倍以上も甘みがあると言われています。
その他にもブドウ糖、ショ糖などの甘味成分も含まれています。そのため、甘味料として調味料、お菓子などの食品に利用されています。また、グリチルリチンには、美白効果もあることから化粧品などの原料としても使用されています。
カンゾウに含まれる主な成分は、トリテルペン、サポニン、イソフラボンなどのフラボノイド、ポリサッカロイド、ステロール、クマリン、アスパラギンなどです。これらの成分によって、健康面での効能としては、抗炎症効果、抗アレルギー効果があり、息苦しさ、胃液分泌、消化器潰瘍、けいれん、咳、皮膚炎、口内炎、発疹などの抑制・治癒効果が得られます。
また、カンゾウは広く漢方薬に用いられており、日本国内で発売されている漢方薬の約7割から8割に含まれています。尚、使用上の注意としては、副作用として低カリウム血症や血圧上昇などが起こることが分かっており、多量に摂取しないようにすることが必要です。
まとめ/有効成分
漢字で甘草と書くカンゾウは、漢方薬で有名な生薬の1つです。カンゾウの主成分は砂糖の150?300倍もの甘さをもつグリチルリチンで、文字どおり強い甘みがあり、甘味料としても広く利用されています。このカンゾウについて、1946年にオランダの医師が胃潰瘍などの消化性潰瘍に有効であるという研究報告をしたことから、カンゾウの薬効が世界的に注目されるようになりました。カンゾウは研究の結果、抗潰瘍、抗炎症、抗アレルギー、咳を鎮める、痰を切る、利尿などのさまざま薬効が解明されたのです。
カンゾウでとりわけ注目を集めたのが、肝臓障害に対する効果です。カンゾウの根から拍出したグリチルリチンが、肝細胞の粘膜を強化して、ウイルス性肝炎による肝細胞の破壊を防ぐことがわかり、グリチルリチン製剤は肝臓病の治療薬となっています。このカンゾウの肝機能の強化が体の免疫力をアップしてインターフェロンを誘導することが報告され、ガン細胞の発生やエイズウイルスの抑制効果も期待されています。
カンゾウの成分の1つであるサポニンは、脂質から酸化されてできる過酸化脂質の害から体を守ったり、血栓の生成や動脈硬化を予防する作用があり、生活習慣病の予防や症状改善にも効果が期待できます。
カンゾウは大量に摂取したり長期間使用すると、まれにむくみが生じたり、血圧が高くなることがあるので、摂取量を守り、経過に注意するようにしましょう。
柿の葉茶について
柿の葉茶は、その名の通り、柿の葉ですが、実は成るようですが、柿の葉茶のために、葉っぱを収穫する時期が、夏のため、収穫後は、来年の葉っぱに向けて剪定をするため、実も落としてしまうようです。柿の葉茶には、渋柿と甘柿の葉、両方使われているようです。どちらにせよ、柿の葉茶専用のに柿の木を栽培しているので、無農薬で栽培されていたり、厳選した葉が使われていました。
効能
柿の葉茶は、ビタミンCが、レモンの10倍も含まれています。柿の葉のビタミンCは、熱に強いプロビタミンC、お茶にしても、壊れない為、一度に沢山のビタミンCを、採ることが出来ます。ビタミンCには、肌荒れ対策から、美肌の効能も期待できます。ビタミンCの他にも、ビタミンA、Eなども。ミネラルも豊富で、高血圧など、生活習慣病の改善にも、効能が期待されます。ポリフェノールもワインの数倍含まれていて、もちろんですが、ノンアルコールなので、お酒が飲めなくても、お茶で、ポリフェノールを採ることが出来ます。
カフェインと副作用
国産の柿の葉茶は、ノンカフェインで、無農薬の物が主流になっていました。 毎日飲むお茶なので、ノンカフェインは嬉しいですね。更に、無農薬というのも安心できますね。
気になる副作用ですが、柿の葉茶は、お薬ではなく、食品として分類され、清涼飲料水なので、良く飲む緑茶と同じ感覚で、問題ないようです。
ドクダミ茶について
効能
【どくだみ】という植物は昔から優れた薬草として知れ渡っており、生薬名として【十薬(じゅうやく)】という名前が付けられているように、10種類の薬効(効能)があると考えられていました。
どくだみ茶の効能の主たる要因には、体内の毒素を身体の外へ排泄することで血液をキレイにすることにあるのですが、このことが特定の病気を予防して健康を維持する体質へと改善することにも繋がる効用があると考えられています。
ニキビ対策・吹き出物を解消
どくだみ茶の効能の中でも特に解毒作用が優れていることから、体内に生じた老廃物や毒素を排泄する働きにより、【ニキビ】や【吹き出物】といった一般的によく見られる肌トラブルの予防ならびに改善効果が期待できます。老廃物や毒素が体内に滞ることがなく排出されることで血液の浄化にも繋がり、血がキレイになればニキビや吹き出物などの肌トラブルも生じにくい体質へと改善されていくようになります。
症状の緩和
どくだみ茶にはアトピー性皮膚炎や花粉症の症状を緩和する効果があるといったことが、健康情報関連の番組や書籍などで取り上げられることがあります。アトピー性皮膚炎という疾患はその原因やメカニズムにおいて、まだまだ医学的にハッキリと解明されていない部分も多分にありますし、患者さんにより症状や治療効果においても個人差が大きいので、それだけ厄介な病気であると言えます。
アトピー性皮膚炎の根本的な原因として考えられている大きな要因の一つに、生まれつきの【体質】が挙げられるのですが、どくだみ茶がアトピー性皮膚炎の改善にも有効な作用をもたらすと言われる理由として、ニキビや吹き出物の改善の項目で述べたように、どくだみ茶の解毒作用と血液浄化作用による【体質改善効果】が期待できるからだと考えられているようです。花粉症の場合も同じように、体質を改善することで症状緩和に繋がると考えられているようです。
便秘解消効果
どくだみ茶は便秘に効くお茶としても知られており、この効能はどくだみ茶が持つ【緩下作用】によるものと考えられています。緩下作用(かんげさよう)というのは、腸から排便を促す働きのことです。便秘が解消される事で腸内環境も改善されて、便秘に伴う【吹き出物】や【ニキビ】の改善にも繋がります。
また、どくだみ茶には優れた利尿作用があることから、体内で溜まってしまった過剰な水分を排出することで【むくみ】の解消にも効果的であると言えます。
成分
どくだみに含まれている成分としては、カリウムをはじめカルシウム・マグネシウム・鉄・マンガン・亜鉛といったミネラルの他、活性酸素の影響から身体のサビ付きを予防する抗酸化成分の【フラボノイド類】が含有されています。
特にフラボノイド類の一種であるクエルシトリンという有効成分が、利尿解毒作用や緩下作用の他、毛細血管を強化するといった効能に大きく働きかけていると考えられています。
ノンカフェイン
どくだみ茶にはカフェインが含まれていませんので、妊娠中の女性や幼児が飲むにあたって基本的に問題はありません。ただし、その他の種類のお茶とブレンドされて販売しているタイプの商品では、カフェインを含んでいる場合もありますので、含有成分を確認するようにした方が良いです。
また、体質などの個人差によるところも大きいと思われますが、どくだみ茶には先に述べたように緩下作用といって排便を促す作用があることから、過剰に飲み続けることで下痢の症状が出るといった場合も考えられますので、常識を超えた多量摂取は控える方が最善です。
作り方
どくだみ茶の作り方として、一般的に市販されている商品ではなく、自分で栽培したドクダミなどを利用する場合には、ドクダミを乾燥させる必要がありますので、まずは収穫したドクダミをキレイに洗ってから、風通しの良い所に根元から吊るして干しておきます。1週間ほどして(天候次第によりますが)よく乾燥しきった状態になれば、ハサミで適当な大きさに刻んでオリジナルどくだみ茶の完成です。
ただ、このままの状態で利用すると臭みを強く感じて、あまり美味しく飲めない場合があるので、刻んだドクダミをフライパンで煎ると風味が断然良くなり飲みやすくなります。フライパンで煎る場合には、焦げないように弱火で混ぜながらゆっくり時間をかけて煎るのがポイントです。(ドクダミの量にもよりますが5~10分ぐらい)
飲み方
どくだみ茶の飲み方として、急須やティーポットなどに茶葉を適量入れて熱湯を注ぎ、数分蒸らしてから飲むのが一般的で、それでも良いのですが、できればヤカンにドクダミ茶を入れて、弱火で煮詰めるといった煎じ方をお勧めします。急須などで蒸らすだけより煮詰めることで、よりドクダミの有効成分が抽出されやすくなりますので。